ふうろぐう
風浪宮
福岡県 蒲池駅
授与所:08:00〜16:30
御朱印 | |||
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限定 | - | ||
御朱印帳 | - | ||
駐車場 | あり |
【筑後國 古社巡り】
風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市酒見にある神社。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は少童命三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)、息長垂姫命(神功皇后)、住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)、高良玉垂命。俗称は「おふろうさん」。本殿、石造五重塔は国指定の重要文化財。
社伝によると、神功皇后が三韓征伐からの帰途、192年に筑後國葦原ノ津(大川榎津)に寄った際、阿曇蓮磯良丸に少童命(わだつみ)を祀ったのが始まり。戦国時代には筑後國柳川城主の蒲池鑑盛の崇敬を受け、1560年に本殿を建立している。明治に入り近代社格制度のもと県社に列格した。
当社は、西鉄八丁牟田駅の西方5kmの、花宗川南岸の平地にある。境内は広大で、その北西側は県道710号線に面しているが、県道の反対側には風浪宮外苑・大川公園や当宮直営の保育園、幼稚園があり、かつては相当な広さを誇っていたものと想像される。境内入口を入り鳥居をくぐって進むと、社殿周りは神門と透塀で囲まれた造り。神門前には大きな池があり、神橋を渡って進む。大きな社殿の周りには境内社も多く、その他構造物も多いため、かなり見応えがある。巨大な古木が古社の雰囲気を醸し出し、本殿、石造五重塔といった国重文が歴史ロマンに誘ってくれる。さすが別表神社といったところ。
今回は、福岡県の旧県社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、社殿前では例祭の準備中であったが、親族連れ、夫婦連れなどいろんなタイプの参拝者が訪れていた。
境内北西端入口全景。開放的な入口に大きな<鳥居>が立っている。
道の反対側(撮影位置の後方)は広い駐車場と大きな大川公園(当宮外苑)。
境内に入ると<鳥居>と<社号標>。鳥居の石扁額と社号標には「風浪神社」と刻まれている。
参道進んで左側にある本格的な<手水舎>。
手水舎近くの参道上から前方を望む。突き当りに<神門>があり、その両側に<透塀>が繋がっている。まさに大社の構え。
参道の左手にある<素戔嗚神社>。
参道の右手、少し離れたところにある<休憩所>。本来は絵馬殿か何かだったのかな。
いよいよ<神橋>を渡る。
神橋上から左側を眺める。本格的な池に太鼓橋が架かっている。
神橋上から右側を眺める。こちらには浮島がある。
<神門>全景。中央上部のセンスの良いお洒落な<干支絵馬>と可愛らしい<提灯>が気になる。(o^―^o)
神門をくぐったところからの眺め。ちょうど例祭か何かの準備作業中。
<拝殿>全景。堂々たるサイズ感と重厚感。
拝殿前左側の<狛犬>。
拝殿前右側の<狛犬>。
<拝殿>正面。向拝下の極太の注連縄が圧巻。
<拝殿>内部。写真右側の像は、神功皇后の三韓征伐の渡海を助けた、当宮初代宮司・安曇磯良丸(あづみいそらまる)の像。
神門をくぐったところから右前方にある<御神木>。「白鷺の楠」と呼ばれ、神功皇后の三韓征伐の帰途、風浪から皇后を守った少童命(わだつみのみこと;当宮の御祭神)の化身、白鷺がこの木に止まったとされている。
こちらが「白鷺の楠」の根元。推定樹齢はなんと2000年、幹回りは8m以上とのこと。
拝殿後ろの<本殿>。戦国時代の1560年、筑後國柳川城主・蒲池鑑盛による再建。三間社流造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
本殿の周りを広く瑞垣が囲っている。
ここから反時計回りに社殿周りを見て廻る。
本殿の右側に建つ<天満社>(中央)と<蛭子命>(左)。
天満社の左側に建つ<薬師社>。
社殿の左側に廻って、本殿の左側にある<月讀神社>。
月讀神社の左側に建つ<稲荷社>。
稲荷社の左側に建つ<岩藤稲荷社>。
裏手に廻るとまた鳥居があって、扁額には「松風稲荷社」とある。
表側に戻ると、こちらが<松風稲荷社>の鳥居。社殿を両側で活用するとはすごい。(^_^;)
拝殿に向かって左手、少し離れたところにある<石造五重塔の覆屋>。
こちらが<石造五重塔>。南北朝時代の1355年(正平10年)の銘があり、「正平塔」とも呼ばれる。国指定の重要文化財。
最後に、駐車場脇にある「風浪宮しらさぎ幼稚園」の園庭。写真右後方の古木もすごいが、なんと園庭に本格的な境内社が建っている。すごっ!(;゚Д゚)
三韓征伐などで有名な神功皇后さまが直々に創建を命じた神社で、福岡の神社でも随一の歴史を誇ります。久留米市の高良大社、水天宮とともに''筑後地方三社巡り''の一社にも数えられます。
《一の鳥居》
《手水舎》
水は少量ですが流れています。なんか面白い形してますね。
《由緒書き》
👁チェックポイント‼️
社名の上に「勅命社」と書かれています。これは神功皇后さまの伝説のある場所を由来として建てられる神社が多い九州地方で、上述した通り勅命で建てられた伝承を持つので名乗っているそうです。神主さんからのコメントでした。
《隋身門》
《扁額と国旗》
《拝殿》
《安曇磯良丸像》
神功皇后さまから初代神主も命じられた方で、安曇氏は志賀海神社を本拠とする海洋民族でした。ちなみに現在の宮司さんもその子孫です。
《御神木》
《末社の紙垂》
よく見る稲妻の形のものではない、一般的には「伊勢流紙垂」に似ていますが、神主さん曰く、当社の社紋に由来した形なんだそうです。
《虎像》
寅は十二支の方角で鬼門を表し、鷺が丑寅の方角に飛んでいって現鎮座地に降り立ったという由緒に関連しています。
風浪の難を守護し給う、風浪宮に初めてお参りしました。
勝運守護の神社として、筑後国に鎮座されています。
鳥居横の桜は、三分咲きくらいでした。
満開になったら、きれいでしょうね。
参道から神橋を進むと、朱色の神門に迎えられます。奉納されている、組子で造られた絵馬の大きさと精巧さに見とれました。
日本一の家具造りの街、大川市らしさを感じました。
本殿は、歴史を感じさせる壮麗な造りで、拝殿に近づくと阿曇連磯良丸の力強いお姿に圧倒されます。
鳥居と桜
神橋と神門
神門
組子の絵馬
阿曇連磯良丸の像
拝殿
御神木「白鷺の大楠」
狛犬さま
狛犬さま
風浪宮外苑大川公園のさくらもきれいに咲いていました。
名称 | 風浪宮 |
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読み方 | ふうろぐう |
通称 | おふろうさん |
参拝時間 | 授与所:08:00〜16:30 |
参拝にかかる時間 | 約20分 |
参拝料 | なし |
トイレ | あり |
御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
電話番号 | 0944-87-2154 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
ホームページ | http://www.ofurousan.or.jp/ |
絵馬 | あり |
ご祭神 | 表津小童命(うわつわだつみのみこと)
中津小童命(なかつわだつみのみこと) 底津小童命(そこつわだつみのみこと) 息長垂姫命(おきながたらしひめのみこと) 住吉大神(すみよしおおかみ) 高良玉垂命(こうらたまだれのみこと) |
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創建時代 | 192年 |
創始者 | 神功皇后 |
本殿 | 三間社流造 |
札所など | 筑後地方三社巡り |
文化財 | 風浪宮本殿(国重要文化財)
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体験 | 祈祷おみくじお祓いお宮参り絵馬七五三御朱印お守り重要文化財祭り札所・七福神巡り伝説 |
概要 | 風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市にある神社である。代々阿曇氏が祭祀を司る。 |
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アクセス | 交通アクセス[編集] 西鉄天神大牟田線西鉄柳川駅より西鉄バス佐賀駅行き・大川橋ゆきに乗車し「中原高木病院前」下車、徒歩15分(1.2㎞) JR鹿児島本線羽犬塚駅より西鉄バス大野島農協ゆきに乗車し「酒見」下車、徒歩6分(450m) 九州自動車道八女インターチェンジより14㎞ 駐車場有り |
引用元情報 | 「風浪宮」『ウィキペディア日本語版』。 この版のURL:https://ja.wikipedia.org/w/index.php?%E9%A2%A8%E6%B5%AA%E5%AE%AE&oldid=97294742 |
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