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信行寺の日常(191回目)福岡県宇美駅

信心が救われていく因となる【歎異抄から人生を考える】#004

投稿日:2021年02月08日(月)
信心が救われていく因となる【歎異抄から人生を考える】#004

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浄土真宗で大切にされている『歎異抄』(たんにしょう)という書物がある。人間の常識を覆すような鋭い言葉の数々が綴られ、読み進むにつれ、我々のもつ常識や価値観が揺さぶられていくような感覚を覚える書である。

そこに扱われているテーマは、善悪や人間の本質、生と死の問題などと深い。

時代を超えて問題となる、普遍的な内容がそこに記されている。『歎異抄』を通して、人生とは何かについて考えてみたい。

本日は、『歎異抄』シリーズの4回目。『歎異抄』の「第一条」である信心正因章(しんじんしょういんしょう)の概要について見ていきたい。

『歎異抄』第一条は、信心正因章(しんじんしょういんしょう)とよばれている。

信心とは、信じる心であるが、浄土真宗においては、阿弥陀如来によって救われていくことを聞いていく中で、その喜びや感謝に包まれていく心を意味する。正因とは、信心が阿弥陀如来に救われていく正しき因、要となるという意味である。

信心正因が、浄土真宗の教えの根本であるとされ、この第一条は短いながらも、その肝要が示されている。この第一条が素直に頷かれる時、まさに阿弥陀如来の救いの手の中にあることを喜んでいる時と言えるだろう。

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信行寺(福岡県)

すてき

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