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若狭神宮寺ではいただけません
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わかさじんぐうじ

若狭神宮寺のお参りの記録(1回目)
福井県小浜駅

投稿日:2022年11月01日(火)
参拝:2022年10月吉日
2

【若狭國 古刹巡り】

神宮寺(じんぐうじ)は、福井県小浜市神宮寺にある天台宗の寺院。山号は霊応山。本尊は薬師如来。別称は「若狭神宮寺」。本堂、仁王門、木造男神・女神坐像は国指定の重要文化財。

創建は奈良時代の714年、元正天皇の勅願により若狭國一之宮(若狭彦神社)の神願寺として泰澄大師の弟子・沙門滑元により開創されたと伝わる。鎌倉時代初期に、寺号を若狭彦神社別当寺神宮寺と改称した。室町時代には朝倉義景により本堂(国重文)が再建された。最盛期には七堂伽藍二十五坊を有していたといわれるが、豊臣秀吉の時代に寺領没収に遭い、のち明治時代の廃仏毀釈により衰退した。

なお、当寺には1000年以上続く水の伝統神事「お水送り」があって、福井県で最も有名な春の行事の一つと呼ばれている。境内の「閼伽井」から神聖な水(御香水)を汲み取り、2km離れた遠敷川の鵜の瀬まで運び注ぐというもの。この神聖な水は儀式の10日後に、奈良・東大寺二月堂の「若狭井」から汲み上げられ、二月堂ご本尊の観音様にお供えされる。古くから若狭と奈良の結び付きを示す歴史的行事となっている。(ちなみに鵜の瀬の水は、「日本の名水百選」に選出されている名水。)

当寺は、JR小浜線・小浜駅の南東5kmの、遠敷川の西岸の小山の東麓にある。境内は広いが、大きな建物は本堂のみ。国重文の大きく美しい本堂と、その前の青々とした広大な芝生の組合せが印象的。本堂エリアの入口に拝観受付があるが、国重文の仁王門は本堂エリアの外の数百m離れた場所にあるため自分は見逃してしまい、翌日再度訪れて拝観することとなった。

今回は、本堂、仁王門が国指定の重要文化財であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分以外にも参拝者が数組訪れていた。
若狭神宮寺(福井県)
境内北端の<参拝口>。
若狭神宮寺の建物その他
入口を入ってすぐ左手にある<拝観受付>。御朱印もこちら。先に御朱印帳を預ける。
若狭神宮寺(福井県)
入口を入ってすぐ右手にある<水屋>。珍しい分割式。
若狭神宮寺(福井県)
参拝受付から本堂に向かって、ファーストルックはこんな感じ。
青々とした芝生の中に、威厳ある歴史的建造物が浮かんでいるみたいな印象的な眺め。
若狭神宮寺の本殿
正面から<本堂>全景。室町時代後期1553年、越前国守護・朝倉義景による再建。
間口14m、奥行16m、和様を主体とする折衷様。国指定の重要文化財。
若狭神宮寺(福井県)
本堂から振り返って境内全景。そう言えば、寺社仏閣の境内で芝生は珍しいかも。
若狭神宮寺(福井県)
<本堂>内部。内陣には本尊の薬師如来を中心に、多くの仏像が並んでいる。
若狭神宮寺(福井県)
本堂の外周を廻ってみる。
若狭神宮寺の建物その他
本堂に向かって右側(北側)にある<御茶所>。
若狭神宮寺(福井県)
<御茶所>内部。
若狭神宮寺の本殿
御茶所前から<本堂>全景。ここから本堂の左側(南側)を見て廻る。
若狭神宮寺の末社
本堂左側の少し高いところにある鎮守社(神明社)。
若狭神宮寺の建物その他
鎮守社の左手(南側)、こちらも少し高いところにある<開山堂>。修理中かな。
若狭神宮寺(福井県)
開山堂の手前、低い所にある<稲荷社>。
若狭神宮寺の自然
広場の南端にある大きな木。
若狭神宮寺(福井県)
大きな木の正体は、推定樹齢500年のスダジイ。
若狭神宮寺(福井県)
スダジイ脇の石碑。
若狭神宮寺(福井県)
スダジイのさらに南にある建物。中に入ってみると、、、
若狭神宮寺(福井県)
こちらが、春の祭事<お水送り>で使用する<御香水>を汲み取る<閼伽井>。

この水が、遠敷川の鵜の瀬まで運ばれ、10日後、奈良・東大寺二月堂の<若狭井>で汲み上げられ、<お水取り>で使用される。
若狭神宮寺(福井県)
スダジイの前から、境内全景。この日はここで参拝終了。

ただ、この日の夜、ホテルで参拝の復習をしていると、当寺にある大事な建物を一つ、完全に見落としたことが発覚。
どうしても見てみたくなり、翌日あらためて見に行くことに。(^_^;)
若狭神宮寺の山門
見落としたのは、参拝口の北方250mほどの場所にある<仁王門>。

鎌倉時代末期の再建。間口6.3m、奥行3.6m、棟高5.5m、単層屋根、切妻造、二間和様の杮葺八脚門。
国指定の重要文化財。
若狭神宮寺(福井県)
左側の<吽形仁王像>。室町時代1385年造立。
若狭神宮寺(福井県)
右側の<阿形仁王像>。
若狭神宮寺の景色
仁王門をくぐったところからの景色。この芝生の参道の先に<参拝口>がある。
若狭神宮寺(福井県)
最後に、国重文の<仁王門>全景。県道沿いの建物の裏手にポツンと建っている感じ。
当寺の有料拝観エリアから離れているので、多くの人が見逃しているかも。(^_^;)

すてき

御朱印

みんなのコメント2件)

惣一郎さん こんばんは☘️

私も仁王門見逃していました😅
この次小浜に行く時は行ってみます!

2022年11月03日(木)

ナナさん、こんばんはー!(o^―^o)

当寺の駐車場にクルマを停めると、仁王門があることは絶対気付かないですよね...(^_^;)

自分の場合、国宝&国重文オタクでもあるので、翌日土砂降りの中、仁王門のみ訪問しました。

2022年11月03日(木)
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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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