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今回クルマで行ったのですが、こちらはホント、里山という呼び方が良く似合う地域。
まさに、里山に秘された信仰の場、と呼べます。
ただ周囲300メートルくらいで、緩衝地帯的な田畑を抜けると、新しい住宅街や諸々のお店が立ち並ぶ、いわゆるにぎやかな通りがあるのです。
しかし、こちらはホント静か。
周囲の道が、とにかく狭い。クルマ一台分。しかし人馬の通行には何ら問題はないわけです。
こちらはお寺さんなのでしょうが、田舎によくある集会所に併設の地元の方々の共同墓地、にあるお堂という呼び方がぴったりする気がします。
市のHPとかで調べてはみたのですが、こちらを解説してくださる資料が見当たらない。
まあ、古からお住まいの方々の信仰の場、ということはわかります。
ただ山号「今泉山」の額があるので、どこぞのお寺さんが管理されているものと思料されます。
当たり前ですが、お不動様がいらっしゃる、ということは密教系のお寺さんではありますが~こちらの地域は、野田市船形 字 今泉と言う場所なので、山号自体には深い意味はないのかも知れません。
境内には、石仏・普門品供養塔などが多数あり、とてもにぎやかです。
驚かされたのは、石仏のなかに「智拳印」を結ぶ「大日さん」がいらっしゃったこと。
お地蔵さま・如意輪さまなどは、いわゆるメジャーな存在ですが、お大日さまがこのような形でいらっしゃることは、ほぼ初めての経験。
お堂の中、ご本尊は御簾の中。脇侍の仁王様が、小さく、何かかわいい(笑)
それともうひとつ、驚いたのは、お堂のとなりに「大杉殿」、いわゆる大杉神社さんがあり、中を覗くと、なんと、ご本尊のキレイな「大杉さま」大天狗さまがいらっしゃった!
田舎の集会所のひとつ特徴で、いわゆる「神仏習合」であるわけです。
この「大杉殿」も、時代が異なる「六地蔵さま」たちが、お守りになっている。実に不思議ではありますが、思わず頬がゆるむ光景。
日本の信仰とは、「これでいいのだ!」 と一人納得(笑)
おそらくは「廃仏棄釈」で割れてしまったのでしょうか、そんな石仏さまも大事にしていらっしゃる姿勢に、深く感銘いたしました。
お詣りの最中、「だれ」とも会いませんでしたが、不思議と「たれぞ」方々と一緒にお詣りができた充実感がありました。
こんなこともあるんですね(笑)
だから里山の古刹詣りは、好きなんです😁
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