毎日手を合わせること

おはナム(＾人＾)

お坊さんはなぜ、毎朝手を合わせ、お経をあげているのだろう。

世界の平和、檀家さんのご先祖の供養、新型コロナウイルスの終息など、様々なことの願望を成就するために手を合わせている。

では、その願望成就をもたらしてくれるのは誰なのか。

ほかならぬ、仏さま、神さまである。

曼荼羅や仏像として目に見えるように具体化してあるが、その実体、働きかけは目にはみえない。

その目には見えないが、実体があり、働きかけがあることを認めているから、祈るのである。

目には見えない存在が、私に働きかけをしてくれている。それに対し、感謝の気持ちが生まれ、自己中心、人間中心の考え方を抑えることができる。

「俺が俺がの「我」を捨てて、おかげおかげの「下」で生きよ」

修行時代に先輩僧から教えて頂いた言葉。この言葉通りに生きるために、手を合わせているのである。

「我を捨てる」「感謝」があって、初めて願望が成就することになる。

「坊さんのくせに、そんなことも思わずに手を合わせているのか！」とお叱りをうけてしまうかもしれないが、習慣化してしまうと、つい大事なことを忘れてしまうことがあります。

今朝、お経をあげていて、改めてこのことを感じ、自戒の意味も込めて綴らせて頂きました

#蓮久寺 #千葉県 #君津 #木更津 #お寺 #仏教 #写経  #御朱印 #御首題 #御神木 #パワースポット #永代供養 #水子供養 #車両祈祷 #お祓い