水無月六月は中国の神話に由来する四神のうち朱雀(すざく)の絵柄に「朱夏」と染筆します。四神とは天の四方を守護する霊神で朱雀の他は青龍(せいりゅう)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)といいます。それぞれ司る方角や季節、色などが定まっており、朱雀は南、夏、朱(赤)を象徴します。「朱夏」もこうした思想から来た夏の異称であり(朱明とも)、人生を四季になぞらえると「壮年」を示すともいわれています。この四神を旗に描いたものを四神旗といい、当社の社殿の中(幣殿)にも立てられています。梅雨の時季ですがこの御朱印を拝し明るい氣を受けて頂ければ幸いです。
※6月30日は夏越大祓式斎行のため、御朱印受付を12時までとさせていただきます。