今月は当社に伝わる神楽「禍取舞(かとりまい)」から文字と絵柄を採用しております。当社の神楽は「二宮神社神楽はやし連」により伝承され、船橋市指定民俗文化財になっております。演目十六座のうち「禍取舞」は市内では当社にのみ伝わる独自のものです。この舞は黄泉国から帰ったイザナギノミコトがその穢れを洗い清められた際に生まれた住吉三神による国中の諸々の罪穢を祓い清め、国土の安寧を祈る舞です。自然災害や疫禍が繰り返し起こる時代。この神楽に込められた祈りを胸に奉製いたします。
※神楽は春祭(1月15日)と例祭(10月16日)に神楽殿で、節分祭には社殿で奉納演舞されます。