じっそうじ|臨済宗妙心寺派|瑞境山
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実相寺の御朱印・御朱印帳
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今日は三河三十三観音霊場巡りの続き(今回で3度目、残り5寺)です。まず1寺目は、西尾市に在る第29番の瑞境山 実相寺です。
臨済宗妙心寺派で、本尊は如意輪観音、札所本尊も如意輪観音。
この如意輪観音は市指定文化財で、また、釈迦堂に安置されている釈迦三尊像は県指定文化財、四天王像は市指定文化財です。
毎年4月の第2日曜に花まつりが行われ、釈迦堂が開帳されて釈迦三尊像と四天王像が拝観出来ます。今年の第2日曜は4月10日、この日に合わせて参拝しました。しかしながら、コロナ禍により釈迦堂に入いる事は出来ず、堂の外からの拝観でした。(仕方ないですね。)
1271年に吉良氏の菩提寺として吉良満氏が聖一国師を開山とする東福寺派(臨済宗)の禅寺として創建。七堂伽藍を備えた塔頭寺院40余の大寺院であったが、その後、足利幕府の衰亡と共に荒廃。1541年に太原禅師が入寺、中興され臨済宗妙心寺派に改宗。しかし、1560年に織田信長の兵火により多くの堂宇を焼失。その後の天正年間(1573~1592年)に遠州宇布見より古堂を移し仏殿とし、釈迦三尊像を安置した。更に慶長年間(1596~1615年)の1603年に本堂(方丈)が、元禄年間(1688~1704年)に庫裡が再建された。
境内の東側に10台位停めれる駐車場があります。山門はなく、参道の先に釈迦堂。釈迦堂開扉のため堂の周りを1周していた柵が一部除かれ、垂れ幕が付けられていました。お堂の中に檀家さんの奥様方(と思います)がいらっしゃって「今日はお堂に入れなくて申し訳けないね。甘茶があるからね。」と。
南北朝時代の1362年作の釈迦三尊。右側に獅子に乗った文殊菩薩、左側に像に乗った普賢菩薩。その左右に2躯ずつ四天王像、南北朝と江戸時代頃の作、腕先が欠損していたり傷みがあります。それから花御堂の誕生仏に甘茶を掛けさせて頂きました。
釈迦堂の先の本堂(方丈)に上がらせて頂き、本尊の如意輪観音に手を合わせました。こちらも南北朝時代作、クールな感じですね。
庫裏の前にパイプテントが張られていて、そちらでセルフで朱印を押印しました。(通常、セルフ用朱印は本堂の中に置いてあるのでしょう。)
御朱印
参道(三河クロマツ群生 天然記念物)
釈迦堂
釈迦堂の堂内
釈迦三尊像(県指定文化財)
四天王像(市指定文化財)
花御堂(釈迦堂の左脇)
勅使門
鐘楼
梵鐘は県指定文化財(写真を撮り漏らした)
本堂(方丈)
本尊·如意輪観音(市指定文化財)
駕籠(三河の寺院の本堂に多々ぶら下げてある)
庫裏
八十八ヶ所札所巡り
実相寺の御朱印・御朱印帳の写真一覧(3枚)
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