甚目寺のお参りの記録(2回目)
愛知県甚目寺駅

「東海三十六不動」第5番札所です。

597年 伊勢国の海人豪族である甚目龍麻呂が漁をしていたところ、当時海であったこの地付近で観音像が網にかかり、その観音像を近くの砂浜に堂を建て安置したのが始まりです。
この観音像は、585年に物部守屋、中臣勝海の手によって海に投げられた3体の仏像のうち1体（聖観音）といわれており、残りの2体のうち、阿弥陀如来は善光寺、勢至菩薩は安楽寺（太宰府天満宮）にあります。

天智天皇が病気になったとき甚目寺で祈祷したところ快癒したといい、勅願寺となりました。
鎌倉時代には1山500坊、約3000人の僧がいたと伝わります。
戦国時代には 織田信長や徳川家康の保護を受けて繁栄し、豊臣秀吉から160石、徳川義直から300石の寄進がありました。