冨吉建速神社・八劔社（須成神社）

愛知県 蟹江駅

冨吉建速神社・八劔社（とみよしたけはやじんじゃ・はちけんしゃ）は、愛知県海部郡蟹江町大字須成にある2つの神社。2社を合わせて須成神社（すなりじんじゃ）とも呼ばれる。旧社格は郷社。

歴史[編集] この神社は天平5年（733年）に行基の勧請によって創建されたとされ、寿永元年（1182年）には源義仲（木曽義仲）が再建したとされるが、その真偽は定かでない。中世以降にはこの神社が富吉荘（現在の海部郡蟹江町周辺）の総氏神であった。室町時代後期の天文17年（1548年）には織田信長が社殿を修復したとされるが、その真偽は定かでない[1]。豊臣秀吉や徳川家康などが参拝し、この神社に寄進を行っている。 かつての冨吉建速神社は牛頭天王社（単に天王社、天王とも）と呼ばれており[1]、慶長19年（1614年）から長らく牛頭天王社という表記だった[1]。弘化3年（1846年）に完成した『尾張...Wikipediaで続きを読む

アクセス[編集] JR関西本線 蟹江駅から北西に徒歩で約15分。

祭礼[編集] 須成祭の宵祭 →詳細は「須成祭」を参照 毎年8月第1土曜日・日曜日には冨吉建速神社・八劔社の祭礼として、蟹江川の川祭りである須成祭が開催される。7月の稚児定めから10月の棚下しまで、約100日間に渡って様々な祭事が行われることから、「百日祭」という別名を持つ[1]。「神葭の神事」（みよしのしんじ）と「車楽船の川祭」（だんじりぶねのかわまつり）の2部構成となっており、「車楽船の川祭」が行われるのは8月第1土曜日・日曜日である[2]。1980年（昭和55年）には須成祭が愛知県指定無形民俗文化財に指定された。2012年（平成24年）3月8日に「須成祭の車楽船行事と神葭流し」として...Wikipediaで続きを読む