神様仏様を祀る事

今回は少しプライベートの話になってしまいます。
この記事を書いている神職にはもうすぐ２歳になる娘がおります。
朝と寝る前に家の神棚にお詣りをしますが、朝給仕をして拝礼する際はこの子はまだ寝ております。夜に寝かしつけるとき、寝るよーというと「ぱぴぱぴ」と言います。寝る前に神棚の前に走っていきます。

前回で、子は親の背中を見て育つと言いましたが私の真似をします。
私が２拝2拍手１拝をすると横で一緒に行います。しかしまだ拍手は打てません。
2拝の後、拍手の時は大きく手を動かし、私の方を見て「ぱぴぱぴ」と口で言います。そしてまた１拝します。一緒にパンツ姿の息子が映っております。見苦しいものをみせてすみません。

何をしているのか理解はしてはいないのでしょうが、その姿をみて自分の幼少期を思い出します。小さいころ毎月の法要で祖母が手を合わせていた時も、手を合わせていれば茶菓子がもらえると手を合わせていたものです。あったこともないご先祖様にお詣りをするという認識はありませんでした。
しかし、その祖母がなくなった時、手を合わせることの意味が分かります。次男坊のため、家を出てしまいなかなかご先祖様に手を合わせることもできておりません。この世に生を授かり親を含めご先祖様に感謝をしなければいけませんが、おろそかにしております。非常に申し訳なく思います。


この子も、今がわからなくても、将来自分が何のための手を合わせているか理解していただければ幸いです。
神棚の横には将来私が入るスペースが作ってありますが、神葬祭の投稿のように何かに残していただいて、思い返していただける場所を作っていただければ親として幸いだなと思いながら生きております。