なおこの度は、コロナウィルスの感染を考慮し、一部来賓のみの無観客で行い、12月10日よりyou tubeで配信いたします。是非皆様ご覧ください。
演奏曲は
『君が代』
『平調越殿楽 残楽三返』
文化庁委託事業 親子舞楽教室
『童舞 迦陵頻』
『童舞 胡蝶』
古典舞楽
『陵王』
『納曽利』
雅楽とは
現在では一般的に神社仏閣でお正月に流れているイメージだと思われます。
雅楽の歴史は非常に古く、平安時代に確立され当時の法律の中にまで組み込まれた、国家音楽です。
歴史大国である日本。音楽分野でもしかりです。オーケストラ形態をもつ最古の音楽が現存している国は日本のみです。
現在のオーケストラというと西洋オーケストラのクラシックが主流となりますがバイオリンは16世紀初め、ピアノ17世紀にでき、現在皆様が主体として聞くクラシック音楽は大凡18世紀にできたものです。平安時代の西洋では竪琴1つで讃美歌を歌っているなか、日本はアンサンブルを楽しみ、歌を歌い、豪華絢爛な装束に身をつつみ舞を舞っておりました。
また中東のアッシリアをはじめ唐や高麗でも雅楽は存在しましたが、大陸では雅楽は保存できず滅亡しました。一般的に雅楽は大陸や半島から伝来したそのままのものと思っている方が多いですが、現存する雅楽は違うモノです。大陸や半島から伝来した音楽と、日本古来の音楽をまとめ、編纂したものが現在の日本の雅楽です。
また日本の素晴らしいところは、すべてのモノに御霊がやどる心。現在でも使わなくなった楽器は正倉院に大切に保存されております。