高座結御子神社（熱田神宮摂社）の御朱印・御朱印帳

愛知県 西高蔵駅

2025年7月21日参拝

熱田神宮の摂社です。
熱田神宮から地下鉄か市バスで１区間で行くことができます。

高座結御子神社　熱田神宮境外摂社

熱田神宮境外摂社。熱田神宮「しあわせめぐり」の御神印を頂きました。
名城線西高蔵のエレベーター出口から徒歩5分弱。この出口から22号線沿いに熱田神宮西駅と熱田の森も見えており、熱田神宮も徒歩圏内。
境内に立派なトイレ(和式)あり。

名古屋では、子育てのご神徳で有名な神社です。
御井社の井戸は、子供に底を覗かせると虫封じになるそうです。普段は神仏に無関心な人が突然「うちの子がやんちゃ(又は夜泣き)で手がつけられない。もう『井戸覗き』をさせるしか方法がない、、」と言い出す人を、私はこれまで数回見ました(笑)
しかし、15歳まで子供を神様にお預けする、神様の子供だから頭を叩いてはいけない、という思想は素晴らしいと思います。
また、幼い豊臣秀吉が母(後の大政所)に連れられ参拝したという「太閤出世稲荷」も鎮座しています。

ところで、境内には高蔵貝塚も存在します。明治に弥生時代の遺構が多数発見されたそうです。熱田は神社仏閣だけでなく、先史時代の遺跡も多い地域ですね。
断夫山古墳や白鳥古墳を周りながら堀川沿いをぶらぶら散歩しても、熱田神宮へは1時間程で到着できるでしょう。

お参りしてきました。

#高座結御子神社

ご祭神はタカクラジの命。

#高倉下命

古事記・日本書紀では高倉下、先代旧事本紀では高倉下命または手栗彦命。先代旧事本紀によれば、アメノカゴヤマの命が”たかまのはら”から降臨して以降の名。

尾張一の宮といえば、真清田神社（愛知県一宮市）。ご祭神はアメノホアカリの命だ。日本書紀によると、彼の御子がアメノカゴヤマ。どちらについても、”尾張のむらじ”という氏族の祖神とある。
先代旧事本紀によれば、アメノホアカリの命の別名がニギハヤヒの尊。タカクラジの命はニギハヤヒの尊とアメノミチヒメの命の子と。
そしてアメノカゴヤマの命の子孫をたどっていくと、オトヨの命とタケイナダネの命へ至る。オトヨの命は上知我麻神社のご祭神。タケイナダネの命は彼の御子で、熱田神宮本殿の相殿神だ。
ヤマトタケルの尊の妃で、氷上姉子神社のご祭神・ミヤスヒメの命は、タケイナダネの命の妹。先代旧事本紀はなぜか、彼女にはあまり言及しない。

僕は以前、”草なぎの剣”と”ふつのみたま”は別の剣なのに、なぜタカクラジの命が熱田神宮の摂社に祀られているのか、疑問だった。
今なら自分なりに答えられる。彼はヤマトタケルの尊をバックアップしたタケイナダネの命やミヤスヒメの命の遠祖にあたり、系図的には彼らと、真清田神社のアメノホアカリの命の中間のポジションにいる存在なのだ。