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甲波宿禰神社(かわすくね~)(行幸田:みゆきだ)は、群馬県渋川市にある神社。旧社格は村社。祭神は速秋津彦神、速秋津姫神の2柱。他の甲波宿禰神社系3社と異なり、吾妻川(合流して利根川)の近くにはない。
室町時代の文安年間(1444年~1449年)に川島甲波宿禰神社から勧請し創建。明治時代に入り近代社格制度の下で村社に列格、1906年に神饌幣帛料供進神社に指定された。
なお、当社自体は平安時代には存在しないため、927年の『延喜式神名帳』にある「上野国群馬郡 甲波宿禰神社 小」に該当しようがないが、一般に式内論社の1社とされている。
当社は、JR上越線・渋川駅の南西2kmの農耕地の中(平地)にある。社殿等の建物がある敷地は広くはなく、旧社格通り、ジャスト<村の鎮守>の大きさ。
今回は、上野国の式内論社として参拝することに。参拝時は週末の午前中で、自分以外には参拝者はいなかった。
境内入口の<鳥居>と<社号標>。
鳥居をくぐってすぐ左側にある<手水舎>。
手水舎の対面にある<神輿殿>。
階段を上がって、社殿のある境内へ。
<拝殿>全景。社殿は建替えられたばかりなのか、きれいで新しい感じ。
<拝殿>正面。彫刻が凝っていて美しいところは、甲波宿禰神社(川島)と似ている。
左の<狛犬>。デザイン含め、見た目けっこう古そう。台座には<紀念>の文字。何の紀念?
右の<狛犬>。台座には<銀婚式>の文字。なるほど!^^
拝殿に向かって、右後方にある石碑たち。左は<天満神>、右は?。
<社殿>全景。本殿、透塀含め、同じ材質の木材で造られている。
拝殿後方の<本殿>。非常に凝った作りで、繊細な彫刻部分には鉄製ガードが付いている。あまり良く見えないのは残念...
社殿の左側には、低い鳥居が立っている。
鳥居の後方、一段高いところに立つ<石尊大権現>の石碑。相模国雨降山大山寺からの勧請とのこと。
さらに奥の林の中に、大きな石碑が立っているので見に行くと...
10社の神社名が記された合祀石碑。明治時代末期に合祀とのこと。
社殿後方に立つ、石碑と小祠群。
境内入口から見た境内全景。
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