賀茂神社

千葉県 上総中野駅

粟又の滝のすぐ裏にこんな神社があるなんで誰も知らないのではないでしょうか。

谷が狭いこの辺では珍しい、長閑な田園地帯の先にあります。

杉並木の先頭に鳥居があり、境内は分厚い苔に覆われています。低めの石段と石垣もこれでもかってくらい苔むしており、古びた拝殿と併せてとても映えます。

すぐ裏は滝なので、エンジン音のうるさい車が近くを通らなければ滝が流れ落ちる音しか聴こえません。

本殿が別の建物になっており、後藤傳吉郎の彫刻が飾られています。代表作は飽富神社で、安房後藤流でも腕利きのひとりです。

房総半島を代表する養老渓谷の見どころの一つ、粟又の滝に近い神社です。
粟又ふるさと館近くの三叉路を西に向かうとありますが、行き止まりなので偶然見つけられるような立地ではありません。
川を挟んだ向こう側は観光客や宿泊客でごった返しているのに神社周辺はほとんど人がいませんでした。
古ぼけた拝殿は傾いていますが、本殿は最近できたのか新しめです。