熱田社（般若町）

愛知県 扶桑駅

創立年月日は不詳であるが、鎌倉時代以前であろうと言い伝えられている。この地は、熱田神宮の神領の一部で、年々御料品中の土器を調進する土器製作工場の埴屋があって、後世転化して般若の字を用い地名となったと言う。以上の如く熱田神宮とこの地及び祭神は一脈不離の関係をもっている。
下般若には、寛文以前より熱田社一社のみがあり、明治5年村社に列格し、大門は長く、境内地は樹木が多く、社殿もよく整備されている。
大正13年1月11日に神饌幣帛料供進神社に指定せられた。
12等級、村社。
（『江南市史　宗教編』より）