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遠野旅③
遠野地方の農家の暮らしを再現した伝承堂内に、重要文化財の菊池家曲がり屋があります。この屋敷内に祀られているのがオシラサマ。主に東北地方で信仰されている民間信仰の神様で、蚕の神とも農業の神とも言われています。
遠野物語の中でも、とりわけ異彩を放つのがこのオシラサマの伝承。農家の娘が飼い馬に恋をし、それに怒った父親が馬を桑の木に吊って殺したところ、娘が泣いて馬にすがりつき、馬と娘が天に昇ったという伝説が残っています。その後、娘が父親の夢枕に立ち、蚕をさずけて育て方を教えたことが、養蚕の由来となったとも言われています。
なんだか、とんでもない展開の悲惨なお話だと思っていたのですが…ある動画で語り部の方がオシラサマの伝承について解説されていました。実は、馬というのは当時家畜同然に使われていた人間の事なのだとか。当時は、貧しい家の次男三男は口減らしのため他所へ出され、地主などの馬屋で寝起きし、労働した者もいたようです。
身分違いの悲恋と、親の悲哀から生まれた伝承なのだと説明されていました。
御蚕堂にある木彫りの顔を見てみると、馬の顔、女性の顔に混じって、男性の顔もあるようです。
遠野物語は不思議な話ばかりですが、実は本当にあったリアルな人間ドラマが、怪異譚として昇華されたものなのかもしれません。
ここでは、1枚100円で布を買い、願い事を書いてオシラサマに着せる事もできます。その際には、二礼ニ拍手一礼を忘れずに。
極彩色の奇観ですが、それぞれの願い事はささやかな幸せを願うものばかり。悲しいお話も、今や多くの人々の信仰の対象となっています。
それでもなんとなく、胸が詰まるような気持ちになるお堂でした。

御蚕堂の内部。色とりどりのオシラサマが四方にお祀りされています。

御蚕堂がある伝承園。


河童の捜索願いポスター。



この菊池家の中に御蚕堂があります。



座敷童の解説も。







曲がり屋の中にはかまど神も。

語部や川のほとりの春障子
岩手県出身の小原啄葉の句碑。

ここにも河童。

御蚕堂の外観。


小さなお社も。


水車が回っています。


遠野伝承園の中、重要文化財 曲がり屋 菊池家住宅に残されています。
オシラサマとは遠野物語69話にも出てくる美しい娘と馬の悲しい伝説から生まれた神様です。
その伝説が、、胸のつかえがとれない、、というか
美しい娘と馬が結婚?許さない父親が馬を木に吊るして殺害?娘が後を追いその木の下で自殺?
なんとも、もやもやした、遠野の空気に酔ってしまった感じです。
昔の家の奥にオシラサマがお祀りされていて、怪しげで妖艶な雰囲気が漂っています。



7.8畳程の部屋に1000体のオシラサマがいます。部屋の中も人がいっぱい、、空くまで待ちます。

決まった日に着付けをさせなければならない、一度信仰したらやめてはいけない、やめると祟られるなど、すこし怖い信仰のような気がしました。

それでも、蚕の神、農業の神、馬の神など、生活に根付いた神でもあり、良い事も悪い事も夢で知らせてくれるイタコのような役割もしていたとか、、



棒の先に女性、男性または馬の顔を彫り着物を着せる。着物には願いが書かれている。
100円を御賽銭箱に入れて着付けすることが出来ます。

青森県、岩手県に多く残っているそうです。
こちらは青森県のオシラサマ



曲がり屋の菊池家住宅
この中にオシラ堂があります。

伝承園の入園料は大人330円です。
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