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腰掛神社のお参りの記録一覧
神奈川県 寒川駅

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ひなぎく
ひなぎく
2025年05月05日(月)881投稿

茅ヶ崎市芹沢の鎮守になります。日本武尊が東征のため相模国から上総国に向かう途中、ここで休憩され腰をかけられたことが社名の由来となっています。ご祭神は日本武尊です。社殿前にその腰掛石がありご神体となっています。

ところが、新編相模国風土記稿には「大庭の神腰掛けし旧跡」とあります。さらに寒川神社小誌によると、腰掛神社は寒川神社の末社でご祭神は寒川大神。「寒川大神腰掛石」と記載されています。これらの資料やネットの情報等から、おそらく明治初期に祭神の変更があったのではないかと思います。(あくまで私見です。現在の公式情報は日本武尊です。)

宮原の寒川社で取り上げた、芹沢地方に伝わる伝説として

『寒川大神はいずれの地方からか相模国へ来てこの芹沢の地にしばらく逗留され、それから間もなく、宮原という地に移った。寒川大神はやがて宮原の地も去って、最後に現在の寒川神社のあるところに移り長く居住した。』

というのがありましたが、相模の古社の著者は、これは相武国の初代国造の「茅武彦命(かやたけひこ)」を神格化しての伝説ではないかと考えておられます。

茅武彦命は伊勢津彦命の3世孫で、西方より来て国土を開いたといわれています。
さらに、伊勢津彦命は出雲神の子で別名を出雲建子命といいます。つまり、茅武彦命は出雲氏の一族であるともいえます。そうなると、風土記稿にあった「大庭の神」ともつながりそうです。

出雲で大庭といったら、松江市大庭町に鎮座する神魂神社(かもすじんじゃ)が通称「大庭の大宮」と言われています。
茅ヶ崎市のお隣の藤沢市には、式内社「大庭神社」があります。現在は大庭景親公の印象の方が強いのかもしれませんが、古くは出雲氏と関係があるのかもしれません。

いろいろ書きましたが、腰掛神社は寒川神社と深い関わりのある神社だということです。
でも、寒川大神=茅武彦命=大庭の神とは思わないです。ただ、1つの説として興味深く、可能性はありそうだなぁと思いました。

(参考文献)
・寒川神社小誌
・国造本紀
・相模の古社
・茅ヶ崎市史3(考古・民俗編)

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