今月は十日から十六日までが愛鳥週間とされます。野鳥たちが活発に活動するこの時期に、野鳥に親しむことで生き物たちを取り巻く自然・環境を守ることの大切さを知り、広めていくことが目的とされるものです。
今月の切絵御朱印には、日本全土に生息する身近な野鳥の中からシジュウカラを選びあしらいました。シジュウカラはスズメほどの大きさで、喉からおなかあたりにかけて見られるネクタイのような黒い模様が特徴的です。異なる鳴き声を使い分け、また時に動作を組み合わせてコミュニケーションをとる鳥であることが知られており、夫婦仲もよく同種とも協調を保つ、賢く平和的な鳥と言われます。
季節の花つつじは、次々と花を咲かせることから良いことが連なるように、幸せが永く続くようにとの祈りが込められ生垣として植えられることが多い植物とされます。藤は子孫繁栄や長寿を連想させる花とされ、古来より大切にされてきました。
ご参拝の皆様が神様方のお護りのもと、このひと月を平穏にお幸せに過ごされますことをお祈りいたしております。