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とうこうじ|臨済宗妙心寺派

東光寺のお参りの記録一覧
山梨県 善光寺駅

惣一郎
2022年04月18日(月)
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【甲斐国 古刹巡り】

東光寺(とうこうじ)は、山梨県甲府市東光寺にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は法蓋山(ほうがいさん)。本尊は薬師如来。甲斐百八霊場第五十六番。仏殿は国指定の重要文化財。

創建は不詳。寺伝によると、平安時代後期の1121年に源義光(新羅三郎)が国家鎮護と仏法繁盛の祈願所として諸堂を復興し、寺号を興国院とした。その後荒廃し、密教寺院であったが、鎌倉時代の1262年に渡来僧の蘭渓道隆が禅宗寺院として再興し、寺号を東光寺と改めた。戦国時代の天文年間(1532年~1555年)には、臨済宗妙心寺派に帰依していた武田信玄による庇護を受け再興し、山号を法蓋山、寺号を東光興国禅寺と改めた。1582年の織田氏の侵攻で武田氏が滅亡すると当寺は焼討に遭い諸堂や文書類を焼失。江戸時代には徳川幕府に寺領山林の安堵を受けたが、明治時代には廃仏毀釈の影響を受け、1945年には米軍による甲府空襲で本堂を焼失した。このような中でも室町時代後期建立の仏殿(薬師堂)は焼失を逃れ、国指定の重要文化財となっている。

当寺は、JR身延線・善光寺駅の北北西1kmの住宅街の中にある。境内は基本平地で、北側に急斜面があり、その上を幹線道路(県道)が通っている。境内は広々としていて、草木は少なく明るい。堂宇や建物は集まっているので、参拝、観光で見て廻るエリアは広くはない。堂宇の北側は墓地。見どころは国指定の重要文化財となっている仏殿。室町時代後期の建立で、入母屋造、檜皮葺、一重裳階付の禅宗様仏殿で、本尊の薬師如来像や十二神将像を安置している。周りは庭園のように綺麗にされているので、美しい古建築が引き立っている。

今回は、仏殿が国重文であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中で、墓参のシーズンだったこともあり、多くの人々が訪れていた。(観光客、純粋な参拝者はあまりいなかったかも。)

東光寺の建物その他

境内南端入口にある<寺号標>。「法蓋山 東光禅寺」とある。

東光寺の山門

参道を進んで<惣門>。

東光寺(山梨県)

惣門をくぐったところ。本格的な池泉鑑賞式庭園は本堂の北側だが、南側の庭園も手入れが行き届いていてきれい。

東光寺の地蔵

六地蔵がワンセットになった石がいくつも並んで立っている。

東光寺の建物その他

参道の突き当りにある、お目当ての<仏堂>。

東光寺の建物その他

<仏堂>全景。室町時代後期(16世紀代)建立の禅宗様仏殿。桁行三間、梁間三間、一重の裳階付、入母屋造、檜皮葺。国指定の重要文化財。

東光寺(山梨県)

仏堂の右手にある<中門>から内部に入る。

東光寺の建物その他

中門を入ってすぐ左側にある<鐘楼>。

東光寺の建物その他

仏殿への参観路を進む。

東光寺の庭園

池を中心にしたきれいな庭園。

東光寺(山梨県)

<仏殿>内部。当仏殿の特徴は、平面が正方形、南北を基本軸に左右対称、内部に間仕切りがない、彩色をしない素木造りなどがある。
鎌倉時代の作品である木造薬師如来坐像、木造薬師十二神将像を安置。

東光寺の仏像

仏殿の主役の<木造薬師如来坐像>。

東光寺の庭園

仏殿南側の庭園。

東光寺(山梨県)

仏殿の西側にある<禅堂>。

東光寺の庭園

禅堂前の庭園。

東光寺の本殿

仏殿の北側にある<本堂>。

東光寺の庭園

本堂周りの庭園①。

東光寺の庭園

本堂周りの庭園②

東光寺の本殿

<本堂>の北側。裏側から出もきれいな造形。

東光寺の建物その他

最後に中門を入って右手にある休憩所からの景色。手入れがよく行き届いていて、気持ちが良い境内。(^▽^)/

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