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甲斐善光寺ではいただけません
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かいぜんこうじ

甲斐善光寺のお参りの記録(1回目)
山梨県善光寺駅

投稿日:2022年04月16日(土)
参拝:2022年3月吉日
2

【甲斐国 古刹巡り】

甲斐善光寺(かい・ぜんこうじ)は、山梨県甲府市善光寺にある浄土宗の寺院。山号は定額山(じょうがくざん)、院号は浄智院(じょうちいん)。本尊は善光寺如来。甲斐百八霊場第一番。金堂、山門、銅像阿弥陀如来及両脇侍立像は国指定の重要文化財。

創建は戦国時代の1558年。武田信玄が川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、本尊善光寺如来像など諸仏寺宝類を奉還し、開山に大本願鏡空上人を迎えたことに始まる。武田氏滅亡後、本尊は織田氏、徳川氏、豊臣氏を転々としたが、1598年に信濃に帰座し、甲府では新たに前立仏を本尊と定めた。江戸時代には本坊三院十五庵を有する大寺院となり、浄土宗甲州触頭、徳川家位牌所を務めた。豪壮な七堂伽藍は1754年に門前の失火により焼失したが、現在の金堂、山門は1796年に再建している。

当寺は、JR中央本線・酒折駅の北西800m、JR身延線・善光寺駅の北方600mの平地、住宅街にある。観光にも人気のある寺院だけあって駐車場は広いが、境内はさほど広くはなく、見どころの建物はギュッと集まっているので見て廻りやすい。見どころはやはり、国指定の重要文化財にもなっている金堂、山門。特に金堂は東日本最大の木造建築物と言われ、本堂内での「日本一の鳴き龍」、本堂下の「お戒壇廻り」は有名。本尊の銅造阿弥陀三尊像は秘仏だが、7年に一度御開帳があるとのこと。

今回は、山梨県で人気のある寺院(※)の一つとして、また金堂、山門が国重文であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中早めの時間で、家族連れなどの参拝者が多く訪れていた。


※観光情報サイトじゃらんの、山梨県の人気寺社ランキング・トップ5は①武田神社、②一宮浅間神社、③身延山久遠寺、④北口本宮冨士浅間神社、⑤甲斐善光寺。
甲斐善光寺の山門
境内南端入口の<山門>。江戸時代中期の1754年の火災で焼失、1767年再建。桁行17m、梁間7m、棟高15m。国指定の重要文化財。
甲斐善光寺の像
山門左側の<吽形仁王像>。俗に「未完成の仁王像」と呼ばれる。
甲斐善光寺の像
山門右側の<阿形仁王像>。こちらは両腕が思いっきり未完成。
甲斐善光寺の建物その他
山門をくぐったところ。
甲斐善光寺(山梨県)
参道を進む。
甲斐善光寺の建物その他
さらに進む。
甲斐善光寺の建物その他
手前に<香炉堂>が見えてくる。
甲斐善光寺の建物その他
香炉堂には、線香の自動販売機が置いてある。
甲斐善光寺の建物その他
香炉堂の左手にある<地蔵堂>。
甲斐善光寺の地蔵
地蔵堂の左側にはたくさんの地蔵像が並ぶ。
甲斐善光寺の手水
地蔵堂の右側にある<水屋>。
甲斐善光寺の庭園
水屋の背後にある庭園と<芭蕉翁月景塚>の石碑。
甲斐善光寺(山梨県)
庭園の右手にある<大仏>。
甲斐善光寺の本殿
いよいよメインの<本堂>に向かう。
甲斐善光寺の本殿
<本堂>は別名<金堂>とも言う。当初、戦国時代の1565年に完成し、桁行50m、梁間22m、高さ23mで、信濃善光寺とほぼ同じ大きさであった。ただ、江戸時代中期の1754年に火災で焼失、再建は1766年から30年を要した。結果、桁行38m、梁間23m、高さ26mと最初の物と比べるとサイズが小さくなった。
それでも、東日本最大級の木造建築物。国指定の重要文化財。
甲斐善光寺の本殿
大きさに圧倒されながら本堂に近づいていく。
甲斐善光寺の本殿
本堂内部の上部に「善光寺」の扁額がある。
甲斐善光寺(山梨県)
<本堂>内部。右手に納経所・授与所がある。御朱印はそちら。
柵の向こう側が有料拝観エリアで授与所前から入る。写真左手奥辺りの天井に巨大な龍2頭が描かれていて「日本一の鳴き龍」と呼ばれている。反響音のベスト位置が示されていて、手を叩くと確かに他よりも大きな反響音が楽しめる。
甲斐善光寺(山梨県)
<本堂>の裏手。諸仏が並んでいる。
甲斐善光寺の建物その他
<本堂>の裏手中央辺りに「お戒壇廻り」がある。階段を9段下りると、暗闇の中を壁伝いに歩く。鍵を触れるとご本尊とご縁を結ぶと言われている。
甲斐善光寺の自然
本堂から出て来て、正面前の梅の木。
甲斐善光寺の末社
本堂に向かって右手にある<稲荷社>の鳥居。「吒枳尼真天」の奉納旗が並ぶ。
甲斐善光寺の末社
<稲荷社>の社殿。
甲斐善光寺の本殿
最後にもう一度、<本堂>の正面をじっくり見て廻る。
甲斐善光寺の芸術
彫刻もなかなか良い。
甲斐善光寺の本殿
大仏近くから<本堂>を望む。桜の木が華を添える。(^▽^)/

すてき

御朱印

みんなのコメント2件)

惣一郎さん、こんにちは~
御開帳の話題で「信濃善光寺」に行ってみたいなぁ、、と思っていましたが、こちらもまた素敵!
色々と想像をかきたてられる「未完成の仁王像」~未完の面白さみたいなものがありますね。
行きたくてもなかなか叶わないので、梅と桜の美しい様子も見せていただけて嬉しいです。

2022年04月17日(日)

ぱん吉さん、こんばんは~!(o^―^o)

信濃善光寺の御開帳のニュースを見る前にこちらに参拝したのですが、甲斐善光寺も同時期に御開帳するようで、残念ながらまだ御開帳前でした...(^_^;)

信濃善光寺には自分も行ったことがないので、なんとか6月末までに時間を作って行ってみたいと思います。


※北海道にも6月に行けそうです!(^▽^)/

2022年04月17日(日)
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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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