耕田院の日常(377回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2024年02月11日(日)
輪橋山徒然話 2024-2-11 「こころを置く」
◆さて、自分の「こころ」はどこかにあるのではなく、自らが「置く」のだという話を聞いた。
「心の所在」
◆あなたの心はどこにあるんでしょうか?触ってみましょう。
◆これまで、多くの方にお尋ねしてきましたが、皆さんさまざまな場所を触ります。圧倒的に多いのは、胸を触る人です。英語のheartが示す通り、緊張した時には心拍が早くなるなど、心臓が気持ちとリンクしていることを実感する経験をお持ちの方は多いでしょう。そして、次に多いのが、心は頭にある、と頭部を触る人です。その位置はいろいろで前を触る人、はたまた心臓とおでこの両方を触る人もいます。しかしどなたもどこか自信なさげに他の人はどうかしらと周りをチラチラ見ながら触っているようです。
◆私はと言うと、百%の自信を持って、下腹部を触ります。自分の心は臍下下腹にあると断言できます。(略)
「ZEN呼吸 健康は白隠さんから」(椎名由紀 横田南嶺 春秋社)より
◆「私」は椎名由紀さん。「ZEN呼吸」を主催し、鎌倉円覚寺の横田南嶺師の修行道場で呼吸法の講師をされている方だ。
◆さて、「臍下下腹」とはいったいどこだろう。
◆臍下とは「へその下」という意味だ。そのあたりにあるのが「臍下丹田」である。よく下三寸というが、約9㎝ということだ。椎名さんの「こころ」その丹田にあるという。あるというよりも「そこに置く」ということのようだ。臍下下腹に「こころ」を置き、鍛練するということだ。
◆そして、大事なのは「この丹田」は、そもそもが、そこにあるものではなく「練る」もので、鍛錬によって創り上げていくものなのだと椎名由紀さんはいう。
◆そして、次のように加えている。
どこかにあるかもわからない心をどうにかすることは難しいけれど、体のどこかに心があることが分っていますから、体全体を調える、つまり体全体に潤沢な酸素と栄養を呼吸によって送る。その結果、どこかにあるはずの心も調っているという三調の考え方はまさに先人の叡智だと思わずにはいられません。
◆人は「こころ」に右往左往させられる。一方で人は「こころ」を自由自在に動かし、留める・置くこともできるものだと考えられそうだ。ある意味得体の知れない「こころ」なのだが、そのアプローチは、それが何処にあっても体を調え、呼吸を調えることからできる。「こころ」を調えると呼吸と姿勢とはそういうことなのだ。
◆「ZEN呼吸 健康は白隠さんから」では白隠禅師の軟酥の法について語られている。はっと思ったのは「酸素」とともに「栄養」を巡らせるという点だ。そうか「軟酥」とは、「酸素」とともに「栄養」も血液により体全体に巡らしていると捉えるとメージしやすい。なるほど ヘモグロビンの働きだ。
#輪橋山徒然
#心は大山
#坐禅
#ZEN呼吸
#軟酥
#酸素
#白隠さん
#ヘモグロビン
#臍下下腹
#臍下丹田
◆さて、自分の「こころ」はどこかにあるのではなく、自らが「置く」のだという話を聞いた。
「心の所在」
◆あなたの心はどこにあるんでしょうか?触ってみましょう。
◆これまで、多くの方にお尋ねしてきましたが、皆さんさまざまな場所を触ります。圧倒的に多いのは、胸を触る人です。英語のheartが示す通り、緊張した時には心拍が早くなるなど、心臓が気持ちとリンクしていることを実感する経験をお持ちの方は多いでしょう。そして、次に多いのが、心は頭にある、と頭部を触る人です。その位置はいろいろで前を触る人、はたまた心臓とおでこの両方を触る人もいます。しかしどなたもどこか自信なさげに他の人はどうかしらと周りをチラチラ見ながら触っているようです。
◆私はと言うと、百%の自信を持って、下腹部を触ります。自分の心は臍下下腹にあると断言できます。(略)
「ZEN呼吸 健康は白隠さんから」(椎名由紀 横田南嶺 春秋社)より
◆「私」は椎名由紀さん。「ZEN呼吸」を主催し、鎌倉円覚寺の横田南嶺師の修行道場で呼吸法の講師をされている方だ。
◆さて、「臍下下腹」とはいったいどこだろう。
◆臍下とは「へその下」という意味だ。そのあたりにあるのが「臍下丹田」である。よく下三寸というが、約9㎝ということだ。椎名さんの「こころ」その丹田にあるという。あるというよりも「そこに置く」ということのようだ。臍下下腹に「こころ」を置き、鍛練するということだ。
◆そして、大事なのは「この丹田」は、そもそもが、そこにあるものではなく「練る」もので、鍛錬によって創り上げていくものなのだと椎名由紀さんはいう。
◆そして、次のように加えている。
どこかにあるかもわからない心をどうにかすることは難しいけれど、体のどこかに心があることが分っていますから、体全体を調える、つまり体全体に潤沢な酸素と栄養を呼吸によって送る。その結果、どこかにあるはずの心も調っているという三調の考え方はまさに先人の叡智だと思わずにはいられません。
◆人は「こころ」に右往左往させられる。一方で人は「こころ」を自由自在に動かし、留める・置くこともできるものだと考えられそうだ。ある意味得体の知れない「こころ」なのだが、そのアプローチは、それが何処にあっても体を調え、呼吸を調えることからできる。「こころ」を調えると呼吸と姿勢とはそういうことなのだ。
◆「ZEN呼吸 健康は白隠さんから」では白隠禅師の軟酥の法について語られている。はっと思ったのは「酸素」とともに「栄養」を巡らせるという点だ。そうか「軟酥」とは、「酸素」とともに「栄養」も血液により体全体に巡らしていると捉えるとメージしやすい。なるほど ヘモグロビンの働きだ。
#輪橋山徒然
#心は大山
#坐禅
#ZEN呼吸
#軟酥
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#白隠さん
#ヘモグロビン
#臍下下腹
#臍下丹田
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