「輪橋山 姑10ヶ条」

輪橋山徒然話　2024-2-2. 「輪橋山 姑10ヶ条」

◆ずばり「帰省は息子だけでよい」という。お嫁さんも孫ももう勘弁とか。

概要は次のとおりだ。

相談者は６０代後半の専業主婦。
彼女には、遠方に住む息子夫婦がいる。
息子夫婦は30代後半で、孫は中学生だ。
孫が小さかった頃は遊びに来てくれると可愛くて、
またすぐ来てほしいと思っていたそうだ。

しかし、今では孫は中学生。

今年も息子夫婦と孫が帰省してきたのだが、
孫とはあまり話すこともなく帰省は終わった。
難しい年頃なのだろう。
親は気を使い、彼はゲームばかりしていた。

孫とも嫁とも会ってよかったとか思わなかった。
つまり、彼らが滞在した何日間は以前とは違い
楽しかったとは思わなかったという。
近年の帰省はそんな感じだ。

また、息子家族の帰省準備や、後片付けをするのも
だんだん面倒になったというのだ。

本音は、お正月もお盆も息子だけが帰ってくれば良いのにと思っている。
友だちも実の息子や娘だけが帰ってきたら良いと言っている。


◆さて皆さまはどう思われただろう。

◆私自身は、ここまで断捨離できないし、細々でも関係を続けたいと思う。その思いで作ったのが「輪橋山 姑10ヶ条」だ。

輪橋山 姑10ヶ条

言わぬが花は姑の心得
知らぬふりは姑の知恵
素知らぬふりは姑の情け
素っとぼける名演技
しらばくれる年の功

息子の世話は嫁さん
息子よりお嫁さん
嫁いだ娘よりお嫁さん
花を持たせる嫁孝行
和顔と愛語を忘れずに

◆「輪橋山姑10ヶ条」に足りないものがあるという指摘があった。是非、付け加えたらいいというのは「台所」というワードだ。台所については、気になる人は気になるらしい。それに加えて、味付けとか、朝食は誰がつくるのかなど。特に、朝はやくから朝食準備を姑が始めるとすごいプレッシャーになるのだそうだ。まあ、姑と嫁の台所編はまたいつか。

◆さて、一番大事なのは「和顔と愛語を忘れずに」だ。孫にも嫁にも息子にも「和顔と愛語」の力を伝えるのも姑の大事な役目だ。

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