御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
神社寺院のホームページが無料でかんたんに作れる!

耕田院の日常(346回目)山形県羽前大山駅

運命の赤い糸が目には見えない理由 

投稿日:2023年09月01日(金)
恋愛遺伝子 輪橋山徒然話 

◆ダサいとか臭いとか言われ、嫌われるオヤジは嫌悪され、家庭に居場所がなかったりする。歯車が狂ったような感情が渦巻く。

生まれてくるときも独り 
死んでいくときもひとり
人々や家族と生活していても孤独である
結局 人間は孤独であり 添い果たすような仲はない

一遍上人(1239年~1289年)の言葉である。

◆年頃の娘が父親を避けるようになるのは、父親の保護的な態度への「反発」、「自立欲求」。ひとことで言えば、イケていない、親父への「反抗期」だと思っていた。

◆ところがこんな話がある。

◆忌み嫌われる加齢臭は遺伝子レベルで大事な役目を持っていて、しかも「運命の赤い糸」を導くためのアイテムなのだと。この運命の赤い糸は、「HLA遺伝子」、別名「恋愛遺伝子」とも呼ばれ、人の「免疫システム」に必要な遺伝子情報を持った抗原なのだそうだ。

◆女性は本能的に、男性の体臭から恋愛遺伝子を感じ取っているそうだ。恋愛において重要なのは、相手の体臭を嗅いで「心地よい」と感じるかどうかであり、これは子孫を残すためにより強い遺伝子を求める本能に関係しているのだ。

◆ここで大事なのは「多様性」というワードである。

◆HLA遺伝子は細菌やウイルスに対抗するための免疫情報を受け取っている。男女間でこのHLA遺伝子が異なるほど、つまり多様性があればあるほど、生まれてくる子どもは、病原体への対処の可能性が高く、厳しい環境に適応できる可能性を先天的に持つということになるのである。父親(娘)と同じHLAでは弱い遺伝子になってしまうのである。実際HLAが似た相手同士は、妊娠しにくい、流産しやすい、未熟児になりやすいといった影響もあるようだ。

◆だから、男女は恋愛相手を選ぶ時、HLAが体臭という形で相手に伝達され、そのにおいを心地良いにおいととらえるか、嫌なにおいととらえるかで、恋愛の相性が決定されるということだ。体臭が良いにおいであるということは、お互いのHLAが異なっていることを示し、くさい・嫌だと感じることはHLAが似ていることになる。娘が判断するHLAのサンプルが父親なのである。そう言えば娘は父に、息子は母に似るというではないかと納得した。

◆それにしても、運命の赤い糸は体臭という「匂い」だったのだ。道理で目に見えないわけだ。

★☆★☆★☆★☆★☆

◯瀬戸内寂聴さんはいう。

人間は、幸せになるためにこの世に送り出されてきたのだと思います。そして幸せとは自分だけが満ち足りることではなくて、自分以外の誰かを幸せにすることだと考えてください。

◯加齢臭にさえ意味がある。知らないだけで、気づかぬだけで何にでも意味があるのかもしれない。そんな意味でも人は生かされている。そのことをもう一度噛み締め、まわりも、ご自分も大事する一日に。「□△○」の角の一つを消し去り、まるい心の仏となるように。

いつもニコニコハラタテマイゾヤソワカ
ブログとHP↓
lit.link/oyama1049
耕田院(山形県)

すてき

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
耕田院のお知らせをもっと見る430件
コメント
お問い合わせ