耕田院の日常(311回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2023年07月05日(水)
キツネとハリネズミという2つのマインド ジョブズとウォズニアック」
2025/6/19 輪橋山徒然話
◆Appleを作った二人といえば、ジョブズとウォズニアックだ。ジョブズはクリエーターでウォズニアックはプログラマーである。
◆ウォズニアックが アップルの設立に弱腰だったのを、ジョブズが「一度くらい失敗したっていい。それよりも、俺は一度会社を作ったことがあるんだぜといえることのほうが大切だ」といって口説いたというエピソードはあまりにも有名だ。
◆二人の二人三脚をキツネとハリネズミに例えることがある。このたとえは、「人生にはキツネとハリネズミという2つのマインドがある」との言葉を残した古代ギリシャの詩人アルキロコスの言葉がもとになっている。
◆「ハリネズミとキツネ」はこんな話だ。
キツネは動作が俊敏。毛並みが美しく、足が速く、頭が良く、ハリネズミごときに負けるはずなどないように見える。対するハリネズミは、何とも冴えない動物だ。短い足でちょこちょこ歩き、餌を探して巣を守るだけの単純な生活を送っている。
◆二人の対決、結果はいつも同じだ。
「よし今度こそ」とキツネは地面を蹴って、目にも止まらぬ速さで飛びかかる寸前、ハリネズミは殺気を感じ、体を丸めて小さな球になる。鋭い針を出し、体に纏う。それを見て瞬時にキツネは思いとどまる。
◆それでも、キツネは諦めたわけではない。森の中に引き返しながら、もう次の作戦をあれこれと考えている。
◆もちろん、キツネはジョブズでハリネズミはウォズニアックだ。
「世界を一つの概念からなるメガネから見る」(ウォズニアック)「様々な視点から眺める」(ジョブズ)。だからこそ、二人は意気投合できた。お互いの強みを上手に組み合わせ、ハリネズミ型とキツネ型の才能が結びつき最強なチームが生まれたのだ。
◆しかしながら、イアン・レズリーは「子どもは40000回質問する」の中で、「世の中が高度かつ複雑になっている現代においてはキツネ型やハリネズミ型を選んでいるのはもはやナンセンスだ」と指摘している。つまり、「新種」にならなければ、生き残れないという。
◆理由としてシンガポール国立大学学長のタン・チョー・チュアンの考えを引用している。
「私がますます強く感じるのは、幅広い知性の重要性です。理由は2つあります。一つには、私たちが仕事や生活のなかで直面する課題の多くが複雑化していることがあります。課題がさまざまな分野や領域に関連するようになっているのです。幅広い知的基盤がなければ、複数の分野にまたがる潜在的な関連性を見抜くことはできないでしょう。もう一つには、かつては私たちが生涯に手掛ける仕事は3つか4つくらいだと考えられていましたが、今では平均的な卒業生は10とか12といった種類の仕事をこなす可能性があります。それらの仕事がいくつもの異なる分野にまたがることも想定されるので、軽快に頭を切り替えられるような知的基盤を持たなくてはいけないのです。」
◆ハリネズミのように一つか二つ大きなことを知っていて、なおかつそれについて同時代の誰よりも深く、詳しく知っていることだけでは十分ではないのだ。「幅広い知的基盤」と自分の知識を本当に生かす「キツネのマインド」が重要だ。つまり、様々な視点から考え、異なる分野のスペシャリストたちとコラボする能力だ。当然、幅広い知識基盤をもたないキツネでは、時代を見通せず、未来を予測できない。
◆自分の強みと他者の強みを組み合わせることができること、これがハリネズミのマインドとキツネのマインドを持つ新種ということだ。
◆瀬戸内寂聴さんはいう。
「世俗の常識に巻き込まれず、我が道を独りでもいくという気概を失わないでください」と。
「独りでもいくという気概」は、これこそウォズニアックもジョブズも共通に持っていた何より大事な才能だということは忘れてならない。
いつもニコニコ 一筆啓上付箋写経
ブログとHP↓
lit.link/oyama1049
2025/6/19 輪橋山徒然話
◆Appleを作った二人といえば、ジョブズとウォズニアックだ。ジョブズはクリエーターでウォズニアックはプログラマーである。
◆ウォズニアックが アップルの設立に弱腰だったのを、ジョブズが「一度くらい失敗したっていい。それよりも、俺は一度会社を作ったことがあるんだぜといえることのほうが大切だ」といって口説いたというエピソードはあまりにも有名だ。
◆二人の二人三脚をキツネとハリネズミに例えることがある。このたとえは、「人生にはキツネとハリネズミという2つのマインドがある」との言葉を残した古代ギリシャの詩人アルキロコスの言葉がもとになっている。
◆「ハリネズミとキツネ」はこんな話だ。
キツネは動作が俊敏。毛並みが美しく、足が速く、頭が良く、ハリネズミごときに負けるはずなどないように見える。対するハリネズミは、何とも冴えない動物だ。短い足でちょこちょこ歩き、餌を探して巣を守るだけの単純な生活を送っている。
◆二人の対決、結果はいつも同じだ。
「よし今度こそ」とキツネは地面を蹴って、目にも止まらぬ速さで飛びかかる寸前、ハリネズミは殺気を感じ、体を丸めて小さな球になる。鋭い針を出し、体に纏う。それを見て瞬時にキツネは思いとどまる。
◆それでも、キツネは諦めたわけではない。森の中に引き返しながら、もう次の作戦をあれこれと考えている。
◆もちろん、キツネはジョブズでハリネズミはウォズニアックだ。
「世界を一つの概念からなるメガネから見る」(ウォズニアック)「様々な視点から眺める」(ジョブズ)。だからこそ、二人は意気投合できた。お互いの強みを上手に組み合わせ、ハリネズミ型とキツネ型の才能が結びつき最強なチームが生まれたのだ。
◆しかしながら、イアン・レズリーは「子どもは40000回質問する」の中で、「世の中が高度かつ複雑になっている現代においてはキツネ型やハリネズミ型を選んでいるのはもはやナンセンスだ」と指摘している。つまり、「新種」にならなければ、生き残れないという。
◆理由としてシンガポール国立大学学長のタン・チョー・チュアンの考えを引用している。
「私がますます強く感じるのは、幅広い知性の重要性です。理由は2つあります。一つには、私たちが仕事や生活のなかで直面する課題の多くが複雑化していることがあります。課題がさまざまな分野や領域に関連するようになっているのです。幅広い知的基盤がなければ、複数の分野にまたがる潜在的な関連性を見抜くことはできないでしょう。もう一つには、かつては私たちが生涯に手掛ける仕事は3つか4つくらいだと考えられていましたが、今では平均的な卒業生は10とか12といった種類の仕事をこなす可能性があります。それらの仕事がいくつもの異なる分野にまたがることも想定されるので、軽快に頭を切り替えられるような知的基盤を持たなくてはいけないのです。」
◆ハリネズミのように一つか二つ大きなことを知っていて、なおかつそれについて同時代の誰よりも深く、詳しく知っていることだけでは十分ではないのだ。「幅広い知的基盤」と自分の知識を本当に生かす「キツネのマインド」が重要だ。つまり、様々な視点から考え、異なる分野のスペシャリストたちとコラボする能力だ。当然、幅広い知識基盤をもたないキツネでは、時代を見通せず、未来を予測できない。
◆自分の強みと他者の強みを組み合わせることができること、これがハリネズミのマインドとキツネのマインドを持つ新種ということだ。
◆瀬戸内寂聴さんはいう。
「世俗の常識に巻き込まれず、我が道を独りでもいくという気概を失わないでください」と。
「独りでもいくという気概」は、これこそウォズニアックもジョブズも共通に持っていた何より大事な才能だということは忘れてならない。
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