御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
神社寺院のホームページが無料でかんたんに作れる!

耕田院の日常(281回目)山形県羽前大山駅

『チーズはどこへ消えた?』2

投稿日:2023年06月02日(金)
『チーズはどこへ消えた?』2

輪橋山徒然話 2023/5/18

◆チーズとは、「私たちが人生で求め、執着するもの」なのだ。

◆例えば、仕事上でのポジション、役職、家族、恋人、お金、あるいは健康。

◆しかし、それらが、突然失われた場合にどうしたらいいか、考えさせてくれるのが『チーズはどこへ消えた?』だ。これからも我々が襲われる様々な「変化」に対して、問題を単純化し、どんな行動をとればよいのかを考える助けになる話だ。

◆まず、昨日のおさらい。

2匹のネズミと2人の小人は、それぞれが毎日迷路を駆け巡り、ある日大量のチーズが置かれているチーズステーションCを発見する。ところが、ある日チーズがなくなってしまう。

チーズがなくなってからの行動は、ネズミと小人で大きく違った。

ネズミは、前の生活に戻ったかのように、また朝から迷路を駆け巡り、新たなチーズを見つけだそうとする。小人たち、「チーズはどこへ消えた?」「こんなことがあっていいわけはない!」と叫び、きっと今日はチーズがもとに戻っているに違いないと思いながら、チーズステーションCに留まる。

とうとう、ホーは新しいチーズを探すべく、チーズステーションCから離れることを決意する。ホーは、「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、迷路へと駆け出した。「開き直ったホー」。昨日はここまでだった。

◆さて、あなたはどちらの小人のタイプだろう。それともネズミのようにどんどん行動するタイプだろうか。

◆ホーは、極限の状況の中で、自分の愚かさを嘲笑うことで、開き直り、一歩踏み出し、自らを変えていく。「たとえ新しいチーズが見つらなくても、チーズステーションCに留まる生活よりはるかにいい気持ちになれる」ことに気がつく。つまり、変化の中での生きる充実感を味わう。そして、新しいチーズステーションを発見する。

◆そのホーは、「変化=チーズが失われることへの対応」を次のようにまとめる。

変化は必ず起きる
変化を予期し、探知せよ
変化にすばやく適応せよ
変わろう
変化を楽しもう!
進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

◆このキーワードは手のつけようもない変化にぶつかつた時に複雑な問題をシンプルにし、「開き直り」を後押しする。これがホーの生き方なのだ。

◆さて、もう一人の小人ヘムはどうなったのだろう。以前のチーズに「執着し」、ステーションCを動こうとしないヘムは…。

◆この話には『迷路の外には何がある?』という続編がある。こちらの主人公はヘムとホープという小人だ。ホープはチーズではなくりんごを探しているが、瀕死のヘムはホープにりんごをもらうが初めはそれを石だと思い拒絶する。しかし…。

今日はここまで

◆瀬戸内寂聴さんは執着を戒める。

永遠の愛も、平和も、衣食住の快楽も、手に入れたと思ったときから、それを失う怖れという苦が始まります。人は執着する心から逃れられなくなるのです。

◆ヘムのこだわりは執着である。今までのチーズに執着するヘム、今までのやり方に執着するヘムは、執着ゆえに自由にできない。どのようにこの執着を捨てていくのか…。

◆いつもニコニコ、一筆啓上付箋写経。
ブログとHP↓
lit.link/oyama1049
耕田院(山形県)

すてき

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
耕田院のお知らせをもっと見る430件
コメント
お問い合わせ