耕田院の日常(257回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2023年04月25日(火)
◆今年は2週間ほど早いサクラが終わろうとしている。
◆サクラの季節に思い出す話がある。
◆終戦の年、4月7日に戦艦大和が東シナ海に沈んだ。その頃は既に戦況はかんばしくなく、沖縄への出撃は「水上特攻」と呼ばれたそうだ。再び母の国に戻らない出航という意味だ。
◆第二次世界大戦中に建造された大和は、その時代の最先端技術を持つ日本の工業力の象徴であり、日本海軍の強さと威信を示す存在だった。世界で最も大きく、最も優れた軍艦であり、日本軍救世主、太平洋戦争のゲームチェンジャーになるはずだった。
◆しかし、現実はちがった。戦艦大和は通用しなかった。
◆敗れた理由は、航空戦力の重要性を十分に理解できなかった戦術的な遅れだった。戦艦主体の戦術は時代遅れとなり、アメリカ軍の航空機による集中攻撃を受けた。大和に対する攻撃には、雷撃機と爆撃機が投入され、多数の魚雷と爆弾が命中し、最終的に沈没した。
◆その戦艦大和の出撃の前日のことである。
◆瀬戸内海で訓練中の戦艦大和艦上から「さくら、さくら」と叫ぶ声があがったという。
◆「戦艦大和ノ最期」によれば乗員は 先を争って双眼鏡を取り次いだ。
◆「コマヤカナル花弁ノ、ヒト片(ひら)をヒト片ヲ眼底に灼キツケント…桜、内地ノ桜ヨ、サヨウナラ」 (戦艦大和ノ最期 吉田満)
◆今から77年前の終戦の年のことである。
◆そして、2011年。「第二の敗戦」。震災に原発事故。あの年も我々を癒すようにサクラは咲いた。いつまでも寒い年だった。
◆今春は13回忌。コロナ禍も落ち着き、久しぶりの日常を取り戻した。
◆また、サクラの季節に衝撃が走った。
◆「ChatGPT4」の登場である。このAIロボットは全てを変える力を持つと言う。
◆このAIロボットの開発競争に我が国は完全に出遅れた。これから目の当たりにするだろう「第三の敗戦」を覚悟し、更なる日本の低迷を予感した人は私だけではないと思う。
◆そんなときに手にした本が「シン・ニホン-AIデータ時代における日本の再生と人材育成-」である。作者は、安宅和人さん。慶應大学総合政策学科の先生。ヤフーのCSOである。
◆「この歴史的な革新期において我が国に本当に未来がないのか」について述べられている。
◆少し引用してみよう。
確かに今の日本はイケていない。技術革新や産業革新の新しい波は引き起こせず、乗ることすらできなかった。企業価値レベルでは中韓にも大敗。大学も負け。人も作れず、(略)
敗戦直後を除けば最も残念な20年だったといってよい。そのため、もはや希望はないのかと、この何年か聞かれるのだが全くそうでないというのが僕の見解だ。
◆安宅和人さんは「仏教」をも例にあげて、日本の未来にむけた提言している。
→回をあらためて
◆さて瀬戸内寂聴さんも説く。
「すべてがあなたの心がけ次第。豊かな未来が待っていると信じて、夢や希望を膨らませましょう」
◆「深呼吸と一筆付箋写経」心を清々しく保つための術として。今日も一日オンニコニコで。
◆サクラの季節に思い出す話がある。
◆終戦の年、4月7日に戦艦大和が東シナ海に沈んだ。その頃は既に戦況はかんばしくなく、沖縄への出撃は「水上特攻」と呼ばれたそうだ。再び母の国に戻らない出航という意味だ。
◆第二次世界大戦中に建造された大和は、その時代の最先端技術を持つ日本の工業力の象徴であり、日本海軍の強さと威信を示す存在だった。世界で最も大きく、最も優れた軍艦であり、日本軍救世主、太平洋戦争のゲームチェンジャーになるはずだった。
◆しかし、現実はちがった。戦艦大和は通用しなかった。
◆敗れた理由は、航空戦力の重要性を十分に理解できなかった戦術的な遅れだった。戦艦主体の戦術は時代遅れとなり、アメリカ軍の航空機による集中攻撃を受けた。大和に対する攻撃には、雷撃機と爆撃機が投入され、多数の魚雷と爆弾が命中し、最終的に沈没した。
◆その戦艦大和の出撃の前日のことである。
◆瀬戸内海で訓練中の戦艦大和艦上から「さくら、さくら」と叫ぶ声があがったという。
◆「戦艦大和ノ最期」によれば乗員は 先を争って双眼鏡を取り次いだ。
◆「コマヤカナル花弁ノ、ヒト片(ひら)をヒト片ヲ眼底に灼キツケント…桜、内地ノ桜ヨ、サヨウナラ」 (戦艦大和ノ最期 吉田満)
◆今から77年前の終戦の年のことである。
◆そして、2011年。「第二の敗戦」。震災に原発事故。あの年も我々を癒すようにサクラは咲いた。いつまでも寒い年だった。
◆今春は13回忌。コロナ禍も落ち着き、久しぶりの日常を取り戻した。
◆また、サクラの季節に衝撃が走った。
◆「ChatGPT4」の登場である。このAIロボットは全てを変える力を持つと言う。
◆このAIロボットの開発競争に我が国は完全に出遅れた。これから目の当たりにするだろう「第三の敗戦」を覚悟し、更なる日本の低迷を予感した人は私だけではないと思う。
◆そんなときに手にした本が「シン・ニホン-AIデータ時代における日本の再生と人材育成-」である。作者は、安宅和人さん。慶應大学総合政策学科の先生。ヤフーのCSOである。
◆「この歴史的な革新期において我が国に本当に未来がないのか」について述べられている。
◆少し引用してみよう。
確かに今の日本はイケていない。技術革新や産業革新の新しい波は引き起こせず、乗ることすらできなかった。企業価値レベルでは中韓にも大敗。大学も負け。人も作れず、(略)
敗戦直後を除けば最も残念な20年だったといってよい。そのため、もはや希望はないのかと、この何年か聞かれるのだが全くそうでないというのが僕の見解だ。
◆安宅和人さんは「仏教」をも例にあげて、日本の未来にむけた提言している。
→回をあらためて
◆さて瀬戸内寂聴さんも説く。
「すべてがあなたの心がけ次第。豊かな未来が待っていると信じて、夢や希望を膨らませましょう」
◆「深呼吸と一筆付箋写経」心を清々しく保つための術として。今日も一日オンニコニコで。
すてき
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