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耕田院の日常(240回目)山形県羽前大山駅

「寛容ラップ」

投稿日:2023年04月07日(金)
◆いっきに世の中が、コロナ禍で沈滞した気持ちの真逆に触れている。話す声も大きくなった。北国にもいつもより10日も早い桜が咲き出した。しかし、世の中が真逆に触れているときにこそ、地に足をつけて落ち着いて生活をしたいものだと思う。

◆先日は、「真っ黒な絵」と「若宮正子さん」の「ACのCM」を紹介した。

◆最近よく目にする「ACのCM」は、コンビニで支払いに手間取るお婆さんと「強面のお兄さん」のラップ合戦だ。

◆この曲は「寛容ラップ」と名付けられているそうだ。

◆「強面」とは怖い顔のことをいう。あるいは怖い顔をして、強硬な態度で相手に迫ることだ。この「強面」の男が、コンビニの列に並んでいる。このパターンは、「強面」の男がイライラしておばあさんを責めて、あとでみんなに責められ・仕返しされるような展開を予想するのだがそうではなかった。その「ギャップ」が気持ちよい。

◆「強面」の男は人気ラッパー・呂布カルマさん。マイクがわりに手に持つのはアイスクリームだ。

おばあさん   600と

コンビニ店員  639円です

おばあさん   30円−5円 ごめんなさい 遅くてね5円がちょっとあれ ごめんなさい

「強面」の男  YO! もしかして焦ってるのか ばあさん
誰も怒ってなんかない
あんたのペースでいいんだ
何も気にスンナ
自分らしく堂々と生きるんだ

おばあさん   迷惑かけてしまってるなって
        焦ったら まさかの優しい発言
        私も反省 見た目で判断
もういらないは色眼鏡なんか

コンビニ店員  みんな当たり前
私は私 あなたはあなた
誰もが出来る 
みんな持ってる
ひとり ひとりにリスペクト
たたくより たたえ合おう それが優しい世界

◆この「寛容ラップ」は春の季節に似合う。そして、手放したものを思い出させ、人の心をおおらかにする。

◆さて、春を表現する言葉に、孟子の説いた「浩然之気」という言葉がある。

◆「浩然之気」とは天地の間に満ちている、この上なく大きくて強い気のこと。これが人の心にやどると、広く豊かで大らかな気持ちとなり、公明正大で何ものにも屈しない心である。「浩然」は、水がゆったりと流れるようすである。自らの心の中心に「浩然之気」を宿すものは「弱い者をたたく」ことはしない。

◆「春風咲万花」ということばもある。春風のようなおおらかさの中で、花も人ものびのびと育つということだ。それが、「たたえること」「ほめる」ことだ。

◆いつもニコニコ、一筆啓上付箋写経。
耕田院(山形県)

すてき

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