耕田院の日常(238回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2023年04月05日(水)
輪橋山徒然話 白いカラスがについて考える。
◆印刷物を虫眼鏡でみると、色の点の集まりだということがわかる。色の点は、青緑(シアン)、 赤紫(マゼンタ)、 黄(イエロー)だ。この3色を「色の3原色」という。この3つの色で、すべての色をつくることができる。
◆たとえば、
赤紫(マゼンタ)+黄(イエロー)=赤
青緑(シアン)+黄(イエロー)=緑
青緑(シアン)+赤紫(マゼンタ)=青
というふうに、色づくりは足し算なのである。それらの割合を工夫していくと見事なグラデーションとなる。色のパレットだ。
◆さて、「色」に関わるこんな寓話がある。
◆昔々、カラスの色は真っ白だった。他の鳥のきれいな色が、なんともうらやましくてならなかった。すると、彼らは、フクロウに染めてもらったと教えてくれた。
「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。フクロウの染物屋は何でも上手に染めますよ。」
「染物屋さん、私をきみどり色に染めてくださいな。」
「私は頭だけを赤く染めてね。」
「はいはい、かしこまりました。」
鶯は黄緑色に。おしゃれな鶴は頭の上を赤く染めてもらって上機嫌だ。
◆さて、カラスの番だ。いろいろな色に染めてもらう。しかし、欲張りなカラスはどれもこれも気にいらない。
「誰が見てもひと目でわかる素晴らしい色がいいな。」
「誰が見ても一目でわかる色ですか。はい承知しました。」
「さあどうぞこちらへ。」
フクロウは大きな壷の中へいろいろな染料を入れた。
「さあ、この中で行水をしてください。誰が見ても一目でわかる素晴らしい色になりますよ。」
カラスは壷の中に入ると 全ての羽が染まるように行水をした。
「もう染まったかい。」
「はい。見事に染まりました。すばらしい。」
◆さて、どんな色にそまったのだろう。
◆フクロウが褒めるのでカラスはワクワクしながら自分の姿を小川に移してみた。なんとしたことか。カラスの身体は 頭から尾の先まで全て真っ黒だ。
◆こうしてカラスの色は真っ黒になり、フクロウはカラスから逃げるように森の中に隠れて 夜にしか出てこなくなったのだ。 ※ 参考 日本昔話 福娘童話集
◆色づくりは足し算だ。しかし、欲張って足しすぎると元も子もない。ただの黒になるのだ。この話は、外見へこだわりと劣等感を戒めている。
◆瀬戸内寂聴さんは、ご自分の容姿についてこういう。
「鼻も低いし、目もちっちゃいしと思っても、これは天下にひとつしかないんです。これでよくがんばっているなと思って、自分を慰めなければいけないのね(笑)」
「自分が自分を嫌いだったら、人も自分を好きにはなりません。自分のいい所を発見してください。もっと自分を愛しなさい。そうすれば人生が変わります。」と。
◆寂聴さんがお説きになっているのは、外見を着飾るだけではなく、自分の持っている「よさ・内面」を磨くことを考えてほしいということだと思う。「よくがんばっているな」と言えるように新たな自分を見つけることができれば、周りの人を見る眼も違ってくる。周りの人に自分の良さを見つけられるようになるからだ。
◆反対に、自分の周りに「苦手な人」「嫌いな人」はいないだろうか。その「苦手な人」「嫌いな人」の中にあるのは、自分の「嫌なところ」なのだそうだ。「あの方の中にある自分」そう考えれば、そこまで嫌ったり、避けたりすることはないことにも気が付く。
◆「深呼吸と一筆付箋写経」心を清々しく保つための術として。今日も一日オンニコニコで。
◆印刷物を虫眼鏡でみると、色の点の集まりだということがわかる。色の点は、青緑(シアン)、 赤紫(マゼンタ)、 黄(イエロー)だ。この3色を「色の3原色」という。この3つの色で、すべての色をつくることができる。
◆たとえば、
赤紫(マゼンタ)+黄(イエロー)=赤
青緑(シアン)+黄(イエロー)=緑
青緑(シアン)+赤紫(マゼンタ)=青
というふうに、色づくりは足し算なのである。それらの割合を工夫していくと見事なグラデーションとなる。色のパレットだ。
◆さて、「色」に関わるこんな寓話がある。
◆昔々、カラスの色は真っ白だった。他の鳥のきれいな色が、なんともうらやましくてならなかった。すると、彼らは、フクロウに染めてもらったと教えてくれた。
「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。フクロウの染物屋は何でも上手に染めますよ。」
「染物屋さん、私をきみどり色に染めてくださいな。」
「私は頭だけを赤く染めてね。」
「はいはい、かしこまりました。」
鶯は黄緑色に。おしゃれな鶴は頭の上を赤く染めてもらって上機嫌だ。
◆さて、カラスの番だ。いろいろな色に染めてもらう。しかし、欲張りなカラスはどれもこれも気にいらない。
「誰が見てもひと目でわかる素晴らしい色がいいな。」
「誰が見ても一目でわかる色ですか。はい承知しました。」
「さあどうぞこちらへ。」
フクロウは大きな壷の中へいろいろな染料を入れた。
「さあ、この中で行水をしてください。誰が見ても一目でわかる素晴らしい色になりますよ。」
カラスは壷の中に入ると 全ての羽が染まるように行水をした。
「もう染まったかい。」
「はい。見事に染まりました。すばらしい。」
◆さて、どんな色にそまったのだろう。
◆フクロウが褒めるのでカラスはワクワクしながら自分の姿を小川に移してみた。なんとしたことか。カラスの身体は 頭から尾の先まで全て真っ黒だ。
◆こうしてカラスの色は真っ黒になり、フクロウはカラスから逃げるように森の中に隠れて 夜にしか出てこなくなったのだ。 ※ 参考 日本昔話 福娘童話集
◆色づくりは足し算だ。しかし、欲張って足しすぎると元も子もない。ただの黒になるのだ。この話は、外見へこだわりと劣等感を戒めている。
◆瀬戸内寂聴さんは、ご自分の容姿についてこういう。
「鼻も低いし、目もちっちゃいしと思っても、これは天下にひとつしかないんです。これでよくがんばっているなと思って、自分を慰めなければいけないのね(笑)」
「自分が自分を嫌いだったら、人も自分を好きにはなりません。自分のいい所を発見してください。もっと自分を愛しなさい。そうすれば人生が変わります。」と。
◆寂聴さんがお説きになっているのは、外見を着飾るだけではなく、自分の持っている「よさ・内面」を磨くことを考えてほしいということだと思う。「よくがんばっているな」と言えるように新たな自分を見つけることができれば、周りの人を見る眼も違ってくる。周りの人に自分の良さを見つけられるようになるからだ。
◆反対に、自分の周りに「苦手な人」「嫌いな人」はいないだろうか。その「苦手な人」「嫌いな人」の中にあるのは、自分の「嫌なところ」なのだそうだ。「あの方の中にある自分」そう考えれば、そこまで嫌ったり、避けたりすることはないことにも気が付く。
◆「深呼吸と一筆付箋写経」心を清々しく保つための術として。今日も一日オンニコニコで。
すてき
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