耕田院の日常(210回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2023年03月07日(火)
輪橋山徒然話
◆久しぶりの快晴。観光地にも人が戻ってきた。
◆遠くよりマスク外す笑みはれやか 富安風生
「わたしだよ、わかる。」「久しぶり」に会う人と人。
◆さて、「ホチキスの芯」という「符牒」が話題になったことを覚えているだろうか。2020の今頃のことだ。「ホチキスの芯」とは実はマスクのことなのだ。
◆その頃は、コロナ禍でマスク不足が深刻だったために、マスクの転売がしきりと行われた。闇ビジネスだ。「ホッチキス替え芯」(1万円)「コロナ影響で余りました」符牒での替え玉出品だとさわがれた。
◆符牒とは暗号のようなものである。ちょっと前に投稿した「般若湯」はお酒の符牒だ。おもにお寺さんで使っていた数字の符牒があるという。「字謎」というらしい。簡単に言うと、漢字を使った暗号だ。
◆こんな調子だ。
◆例えば「大」から「人」を取る。残るのは「一」。呼び名は「大無人(だいむじん)」という符牒となる。それでは「天無人(てんむじん)は?」。もう、お分かりだろう。「天」から「人」をとると「残りは二」である。
◆式にするとわかりやすい。「-」は「無(む)」と読む
王無中 三 = 王 — 中 → おう む ちゅう
罪無非 四 = 罪 — 非 → ざい む ひ
吾無口 五 = 吾 — 口 → われ む こう
交無人 六 = 交 — 人 → こう む じん
◆面白いのは「七」。「切無刀・せつむとう」。「切」から「刀」を取ると「七」だ。洒落ている。
◆それと違って「寿司屋」の符牒は難しい。私などは、「そもそも、お魚がそもそもなので」行かねばいいので困らないのだが、若い頃は「お茶ください」といったら、寿司職人に馬鹿にされないかなどよく話題になったものだ。
◆「なみだ」・「しゃり」・「さび」・「げた・「くさ」・「ぎょく」・「がり」・「あがり」・「おあいそ」。「しょうゆ」が「紫」。別に通とみられたいわけではないが、礼儀知らず、常識知らずと思われたくない思いがあった。
◆符牒とは仲間同士の暗号である。赤穂浪士の「山」「川」。仲間を見つける手立てでもあるし、あるいは他人をいれない、囲い込みのような働きもする。つまり、その店の居心地のよし・あしにもつながるのだ。
◆バブル前に、お金持ちが私に「寿司」をご馳走してくれた。「そもそもが、そもそもの」私にとっては、「いか」「たこ」が得意なのだが、お勘定を聞いてびっくりした。カードでない現金払いだ。私などがくるところではないと思った。二人で座っただけで10.000円。たぶん、座っただけで何万円の世界もあるのだろうと想像できた。40年も前のことである。
◆それにしても「ルフィー」という符牒は本当に腹立たしい。名誉毀損で訴えたいくらいだ。
◆久しぶりの快晴。観光地にも人が戻ってきた。
◆遠くよりマスク外す笑みはれやか 富安風生
「わたしだよ、わかる。」「久しぶり」に会う人と人。
◆さて、「ホチキスの芯」という「符牒」が話題になったことを覚えているだろうか。2020の今頃のことだ。「ホチキスの芯」とは実はマスクのことなのだ。
◆その頃は、コロナ禍でマスク不足が深刻だったために、マスクの転売がしきりと行われた。闇ビジネスだ。「ホッチキス替え芯」(1万円)「コロナ影響で余りました」符牒での替え玉出品だとさわがれた。
◆符牒とは暗号のようなものである。ちょっと前に投稿した「般若湯」はお酒の符牒だ。おもにお寺さんで使っていた数字の符牒があるという。「字謎」というらしい。簡単に言うと、漢字を使った暗号だ。
◆こんな調子だ。
◆例えば「大」から「人」を取る。残るのは「一」。呼び名は「大無人(だいむじん)」という符牒となる。それでは「天無人(てんむじん)は?」。もう、お分かりだろう。「天」から「人」をとると「残りは二」である。
◆式にするとわかりやすい。「-」は「無(む)」と読む
王無中 三 = 王 — 中 → おう む ちゅう
罪無非 四 = 罪 — 非 → ざい む ひ
吾無口 五 = 吾 — 口 → われ む こう
交無人 六 = 交 — 人 → こう む じん
◆面白いのは「七」。「切無刀・せつむとう」。「切」から「刀」を取ると「七」だ。洒落ている。
◆それと違って「寿司屋」の符牒は難しい。私などは、「そもそも、お魚がそもそもなので」行かねばいいので困らないのだが、若い頃は「お茶ください」といったら、寿司職人に馬鹿にされないかなどよく話題になったものだ。
◆「なみだ」・「しゃり」・「さび」・「げた・「くさ」・「ぎょく」・「がり」・「あがり」・「おあいそ」。「しょうゆ」が「紫」。別に通とみられたいわけではないが、礼儀知らず、常識知らずと思われたくない思いがあった。
◆符牒とは仲間同士の暗号である。赤穂浪士の「山」「川」。仲間を見つける手立てでもあるし、あるいは他人をいれない、囲い込みのような働きもする。つまり、その店の居心地のよし・あしにもつながるのだ。
◆バブル前に、お金持ちが私に「寿司」をご馳走してくれた。「そもそもが、そもそもの」私にとっては、「いか」「たこ」が得意なのだが、お勘定を聞いてびっくりした。カードでない現金払いだ。私などがくるところではないと思った。二人で座っただけで10.000円。たぶん、座っただけで何万円の世界もあるのだろうと想像できた。40年も前のことである。
◆それにしても「ルフィー」という符牒は本当に腹立たしい。名誉毀損で訴えたいくらいだ。
すてき
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