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耕田院の日常(202回目)山形県羽前大山駅

冬を愛する人は 心広き人

投稿日:2023年02月27日(月)
輪橋山徒然話
◆懐かしい芹洋子さんの「四季の歌」(荒木とよひさ作詞・作曲)。「根雪をとかす大地のような 僕の母親」について今朝は考えてみようと思う。

四季の歌
春を愛する人は 心清き人
スミレの花のような 僕の友だち

夏を愛する人は 心強き人
岩をくだく波のような 僕の父親

秋を愛する人は 心深き人
愛を語るハイネのような 僕の恋人

冬を愛する人は 心広き人
根雪をとかす大地のような 僕の母親

◆中学生ぐらいのときによく歌わされた気がする。嫌だった。なぜなら、春とか秋が照れ臭い。「スミレの花のような 僕の友だち」は、女性生徒!!それが、恋人になると「愛を語るハイネのような 僕の恋人」となる?? すみれとハイネの組み合わせは田舎の中学生には、お手上げの難問だった。
(ちなみにこのお手上げのテストの難問には雪だるまマークを書いた。手も足もでませんという意味で…。皆さまも書いただろうか)

◆夏はまあまあだ。この時代の父親像だからだ。そして、冬である。この曲、いつの時も、4番の冬になるとみんなが安心して大きな声を出せたような気がする。4番の母親像は、あの頃のみんな思いが同じ、共通理解できていたからだろう。

◆さて、2月19日は二十四節気の「雨水」。雨に水とかいて「うすい」と読む。「啓蟄(けいちつ)」までの期間。立春から数えて15日、2週間くらい後のことをいう。このころになると、「根雪をとかす大地の母」が動き出したのがはっきりとわかる。

◆気がつかないうちに、吹く風の向きも、冷たさも変わってきたように思う。春の足音というけれど、規則正しく三寒四温を繰り返しているような天気図だ。たとえ雪が舞っても安心感があるのだ。これを着実に繰り返しながら、春となる。たとえ天気が荒れても、一度温まった土に雪はつくことはもうないのだ。

◆昨日は庭に出てみた。まだ、雪が随分残り、冬囲いを仕舞うには早いと思いながらふと地面をみた。するともう気の早いモグラの動いた跡があった。モグラは冬眠しないそうだ。土の中は、凍てつく大地というけれど見かけよりもずっと暖かいらしい。

◆真冬でもモグラは冬眠せずに、雪の下でもミミズを探し食べる。冬季はミミズも地中深くに潜るので、夏季よりも深い通路を巡回してミミズを食べるのだという。モグラの動いた跡がわかるということは、暖かさにつられてミミズが地表近くに移動し、モグラもまた移動してきたということなのだ。土の中ではもう春が動き出している証拠だ。根雪をとかす母なる大地が動き出しているのだ。

「深呼吸と一筆付箋写経」心を清々しく保つための術として。今日も一日オンニコニコで。
耕田院(山形県)

すてき

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