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耕田院の日常(192回目)山形県羽前大山駅

別れたから出会えたのだ。もう一歩進めれば、その人に会うために別れたのである。

投稿日:2023年02月17日(金) 03時51分29秒
出会い」と「別れ」

◆今日は聖バレンタインデー。新しい恋が始まるだろうか。

◆人と人との距離が広がったままのソーシャルディスタンス。孤独・孤立といった感情が社会から抜けない。そろそろ、新しい「距離感」をつくりたいものだと思う。キーワードは、任運自在で無我無心だ。



大勢の人間の「間」にある孤独

◆東京から田舎に戻る時、なじみにしてもらっていた古本屋さんに「高尚な全集を記念に」とお願いして選んでもらった。勉強をほとんどしなかった罪滅ぼしという意味もあった。

◆古本屋さんが選んでくれたのは「三木清全集」だった。破格の値段だった。

◆その全集の主は三木清。哲学者である。こんな言葉を残している。

孤独は山になく、街にある。

一人の人間にあるのではなく、

大勢の人間の「間」にあるのである。

◆哲学者は、山の中で生活する孤独よりも、周りにたくさんの人がいて、その誰とも繋がらない孤独、分かり合えないことが真の「孤独」ということだと説く。まさに、現代が抱える「闇」そのものだ。

◆だからこそ、私たちは、隣の方との出会いと別れの「間」にある細い縁を繋いでいく努力を忘れてはいけないのだが、求めれば求めるほど遠のくのもまた縁である。さあ、縁の話を始めよう。
             続きはこちらへ →https://bit.ly/3XnLEu9
耕田院(山形県)

すてき

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