耕田院の日常(180回目)|山形県羽前大山駅
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投稿日:2023年02月01日(水)
◆「亞」は、墓の部屋を上から見た象形文字だ。横たわる「棺」であろうか。今朝は十字架にも見える「亞」の輪橋山徒然話。
◆「亜」という漢字の意味は、「次」とか「二番目・準ずる」のという意味がある。だから 亜熱帯は、熱帯に次いで 気温の高い地域のこと。熱帯のように高温の夏及び比較的穏やかな冬という特徴を持つ地域を指す。
◆ところが、さっき書いたように字源はちょっと怖い。白川静『常用字解』によれば次の通りだ。
白川静『常用字解』
「中国古代の、王や貴族を埋葬した地下の墓室の平面形。死者を埋葬する葬礼など、霊に対する儀式をとり行う 執行者を亜といった。亜職の人は聖職に従事する神官であるので、族長に次ぐ第二番目の人とされた。それで亜は“つぐ、第二”の意味に使われるようになった」
◆「亜」は、古代の墓の部屋を上から見た形(建物や墓の基礎として十字状に掘った穴)を象った象形文字だという。墓に眠る霊を祭るのは次の世代であることから、「つぎ」の意味が生まれたのだ。
◆次は自分の番だと思いながら、墓に遺体を納め、最後に土を上からかぶせていくということなのだろう。
◆「亞」に「心」をつけて「惡」とし、忌み謹むの意味を表した。そこから転じて「にくむ」の意味を表すようになり(嫌悪・好悪)、さらにそこから「わるい」の意味を表すようになった。「悪」は「惡」の新字体。▶︎「常用字解」(平凡社)、「漢語林」(大修館)
◆香港に住む人たちは、「健康」か「病気」の間に「亜健康」という領域があると考える知恵を持っている。
◆お医者さんに診てもらっても、特に病気とは診断されなかったが、どこか調子が悪いような気がする……。健康と病気の間に「亜健康(あけんこう)」を置く知恵だ。深刻な生活習慣病の"予備軍”を考えるのだ。これが、亜健康、未病という状態なのである。
◆我々はどうしても「safe」か「out」、「善」か「悪」の二元論で考えてしまう。しかし、「亜」という考え方をいれて「亜」即ち「次、準ずる」というように見ることを大事にしているのだ。
◆「亜」に似た言葉で、教員時代によく使った言葉でうまい表現だと思った言葉に「のりしろ」がある。たとえば次のように使う。「幼稚園から小学校1年生」の「のりしろ」を大事にする。小学生から中学生へののりしろ。つまり、明日から小学生、明日から中学生とするのではなく、徐々にという意味である。小一ギャップ・中一ギャップへの対応である。「亜」の部分、つまり「のりしろ」を意識してもっておくことが接続をうまくいかせるのだ。
◆さて、日本は現在「亜平和」の状態にある。「亜平和」とは、「絶対的な平和」の間、つまりそこまで至る道、「のりしろ」の部分と考えたい。かつて先人たちが獲得した「平和憲法を死守していくこと」は「絶対的な平和」への礎なのである。日本が世界の中で占める位置は、絶対平和国家でなければならない。ベクトルは常に「世界の絶対的な平和」に向いていなければならない。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分りも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
◆「亜」という漢字の意味は、「次」とか「二番目・準ずる」のという意味がある。だから 亜熱帯は、熱帯に次いで 気温の高い地域のこと。熱帯のように高温の夏及び比較的穏やかな冬という特徴を持つ地域を指す。
◆ところが、さっき書いたように字源はちょっと怖い。白川静『常用字解』によれば次の通りだ。
白川静『常用字解』
「中国古代の、王や貴族を埋葬した地下の墓室の平面形。死者を埋葬する葬礼など、霊に対する儀式をとり行う 執行者を亜といった。亜職の人は聖職に従事する神官であるので、族長に次ぐ第二番目の人とされた。それで亜は“つぐ、第二”の意味に使われるようになった」
◆「亜」は、古代の墓の部屋を上から見た形(建物や墓の基礎として十字状に掘った穴)を象った象形文字だという。墓に眠る霊を祭るのは次の世代であることから、「つぎ」の意味が生まれたのだ。
◆次は自分の番だと思いながら、墓に遺体を納め、最後に土を上からかぶせていくということなのだろう。
◆「亞」に「心」をつけて「惡」とし、忌み謹むの意味を表した。そこから転じて「にくむ」の意味を表すようになり(嫌悪・好悪)、さらにそこから「わるい」の意味を表すようになった。「悪」は「惡」の新字体。▶︎「常用字解」(平凡社)、「漢語林」(大修館)
◆香港に住む人たちは、「健康」か「病気」の間に「亜健康」という領域があると考える知恵を持っている。
◆お医者さんに診てもらっても、特に病気とは診断されなかったが、どこか調子が悪いような気がする……。健康と病気の間に「亜健康(あけんこう)」を置く知恵だ。深刻な生活習慣病の"予備軍”を考えるのだ。これが、亜健康、未病という状態なのである。
◆我々はどうしても「safe」か「out」、「善」か「悪」の二元論で考えてしまう。しかし、「亜」という考え方をいれて「亜」即ち「次、準ずる」というように見ることを大事にしているのだ。
◆「亜」に似た言葉で、教員時代によく使った言葉でうまい表現だと思った言葉に「のりしろ」がある。たとえば次のように使う。「幼稚園から小学校1年生」の「のりしろ」を大事にする。小学生から中学生へののりしろ。つまり、明日から小学生、明日から中学生とするのではなく、徐々にという意味である。小一ギャップ・中一ギャップへの対応である。「亜」の部分、つまり「のりしろ」を意識してもっておくことが接続をうまくいかせるのだ。
◆さて、日本は現在「亜平和」の状態にある。「亜平和」とは、「絶対的な平和」の間、つまりそこまで至る道、「のりしろ」の部分と考えたい。かつて先人たちが獲得した「平和憲法を死守していくこと」は「絶対的な平和」への礎なのである。日本が世界の中で占める位置は、絶対平和国家でなければならない。ベクトルは常に「世界の絶対的な平和」に向いていなければならない。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分りも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
すてき
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