耕田院の日常(167回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2023年01月18日(水)
◆睦月とは、旧暦1月の呼び名である。皆が集まり、仲睦まじくする月であるこという意味だ。「睦」は親しくて仲がよい。むつまじい。親しくする。むつぶ。という意味がある。まさに、お正月にぴったりの月である。
◆帰省は自由に行われ、今年こそはと「我が家の雑煮」を味わった人も多かったろう。正月の朝は特別である。その家その家の流儀、原点があったはずだ。それが「家」であり、「家族」であり、「ふるさと」だと実感しただろう。そして、来年もまたと思いながらも、必ずそうなるかわからない危うい世の中であることも実感する令和5年だ。
◆ここ庄内平野。このあたりは吹雪が名物だ。(今年は、今日まで経験したことのない暖冬が続いているが…。)何も遮るもののない田圃。そこは一旦風が吹くとひどいことになる。噴き上げる風は、ホワイトアウトを平気で起こす。一旦積もった雪も何度も宙に飛ばすからだ。舞い上がる雪は新雪である。小麦粉のような粉雪である。煙幕を想像すればよい。急な大雪・積雪による交通障害ともまた別なのである。
◆除雪車やバスのような背の高い車から見ると、丁度我々の高さがホワイトアウトで何も見えないが、その上には真っ青な空が広がっていることもある。こんな日は、放射冷却で気温がとんでもなく低く、道路もスケートリンク並みのアイスバーンとなる。一番事故が多い。田んぼによく車が落ちていた。
◆その昔、私たちがミルキーウェーイとよんでいた道がある。その2キロの道は、毎朝、毎夜のようにホワイトアウトした。ハザードをつけて、窓から、左手の電信柱の数を数えながら進む。ゴーグルをつけて窓を開けてという猛者もいた。みんな勇敢だった。一人が止まればもうおしまいなのだ。
◆しかし、今では空港が開港し、そのあたりの道路は整備され、防雪柵が設置され、オレンジ色の街灯がついた。もちろん除雪車も整備され、昔のようなことは少なくなった。
◆しかし、改悪もあった。冬道の安全逆行するのが信号のLED化だ。
◆いろいろ考え方はあるだろう。私も車のライトを全てLEDにした。大失敗だった。LEDは熱を出さないのでヘッドライトが凍るのだ。ハロゲンだったらそういうことはない。凍ってしまえば、ヘッドライトの役に立たない。そう思っていたら、信号もどんどんLED化した。その結果、冬の信号機は氷がつき、簡単に識別不能になる。頼りの信号が、である。また、信号機に「つらら」ということもある。
◆吹雪の度に思う。信号機とは安全のシンボルなはずだ。電気料金の問題ではなかろうにと。
◆真剣にLEDと従来のハロゲンのどちらとなった時に、電気代が安いから、簡単に冬に対応できないLEDに変えるとはなかなか考えられない。まさかと思うが、ひょっとしたら、地吹雪の際の融雪が頭になかったのかもしれない。
◆こちらがみえないのだから、対向車も見えないだろう。あるのはわかるのだが、色が見えない。赤なのか青なのか、唯一の頼りが、である。
◆どうも大事なことを簡単に決めてしまう国になってしまったらしい。例えば国の防衛費の増額だ。「リスクがあるので保険料を上げておこう」感覚で、なんの議論もなく、あっさりと決定した。我が国が平和主義国家への道を捨ててしまったようで、その危うさに驚いてしまう。両方の国ともリーダーがかわれば変容してしまう国であるのに、だ。
◆帰省は自由に行われ、今年こそはと「我が家の雑煮」を味わった人も多かったろう。正月の朝は特別である。その家その家の流儀、原点があったはずだ。それが「家」であり、「家族」であり、「ふるさと」だと実感しただろう。そして、来年もまたと思いながらも、必ずそうなるかわからない危うい世の中であることも実感する令和5年だ。
◆ここ庄内平野。このあたりは吹雪が名物だ。(今年は、今日まで経験したことのない暖冬が続いているが…。)何も遮るもののない田圃。そこは一旦風が吹くとひどいことになる。噴き上げる風は、ホワイトアウトを平気で起こす。一旦積もった雪も何度も宙に飛ばすからだ。舞い上がる雪は新雪である。小麦粉のような粉雪である。煙幕を想像すればよい。急な大雪・積雪による交通障害ともまた別なのである。
◆除雪車やバスのような背の高い車から見ると、丁度我々の高さがホワイトアウトで何も見えないが、その上には真っ青な空が広がっていることもある。こんな日は、放射冷却で気温がとんでもなく低く、道路もスケートリンク並みのアイスバーンとなる。一番事故が多い。田んぼによく車が落ちていた。
◆その昔、私たちがミルキーウェーイとよんでいた道がある。その2キロの道は、毎朝、毎夜のようにホワイトアウトした。ハザードをつけて、窓から、左手の電信柱の数を数えながら進む。ゴーグルをつけて窓を開けてという猛者もいた。みんな勇敢だった。一人が止まればもうおしまいなのだ。
◆しかし、今では空港が開港し、そのあたりの道路は整備され、防雪柵が設置され、オレンジ色の街灯がついた。もちろん除雪車も整備され、昔のようなことは少なくなった。
◆しかし、改悪もあった。冬道の安全逆行するのが信号のLED化だ。
◆いろいろ考え方はあるだろう。私も車のライトを全てLEDにした。大失敗だった。LEDは熱を出さないのでヘッドライトが凍るのだ。ハロゲンだったらそういうことはない。凍ってしまえば、ヘッドライトの役に立たない。そう思っていたら、信号もどんどんLED化した。その結果、冬の信号機は氷がつき、簡単に識別不能になる。頼りの信号が、である。また、信号機に「つらら」ということもある。
◆吹雪の度に思う。信号機とは安全のシンボルなはずだ。電気料金の問題ではなかろうにと。
◆真剣にLEDと従来のハロゲンのどちらとなった時に、電気代が安いから、簡単に冬に対応できないLEDに変えるとはなかなか考えられない。まさかと思うが、ひょっとしたら、地吹雪の際の融雪が頭になかったのかもしれない。
◆こちらがみえないのだから、対向車も見えないだろう。あるのはわかるのだが、色が見えない。赤なのか青なのか、唯一の頼りが、である。
◆どうも大事なことを簡単に決めてしまう国になってしまったらしい。例えば国の防衛費の増額だ。「リスクがあるので保険料を上げておこう」感覚で、なんの議論もなく、あっさりと決定した。我が国が平和主義国家への道を捨ててしまったようで、その危うさに驚いてしまう。両方の国ともリーダーがかわれば変容してしまう国であるのに、だ。
すてき
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