耕田院の日常(156回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2023年01月06日(金)
◆この正月は暖かくて有難い。無事に「年頭」も終える事ができた。明日1月6日はいよいよ二十四節気の「小寒」だ。寒の入りである。翌日の7日は満月だ。「Wolf Moon」。冴え冴えと青白い月である。欧米では、餌が少なくなったこの時期に、狼が崖の上から遠吠えする月である。
◆さて、お正月のお膳に大根は欠かせない。煮物・漬物と大活躍だ。
◆家人の畑には、毎年大根だけは、よくとれる。最近まで教員をしていた家人が、そんなに広いといえない畑で、太い大根が百本も収穫するのだ。「おでん大根」というらしいが、これまた太くて重い。
◆大根を「生」から煮ての「ふろふき」は、格別だ。味噌が変わると別の料理だ。ネギの味噌だけではないのだ。ふき味噌もいいし、肉味噌もいい。辛いのもいいし、あんかけもいい。
◆大根は、新鮮なのが一番だと思っていたが、「天日に干しておく」ことで、より味わいの深い大根になるという。
◆気にも止めなかったのだが、ちょっと前まで二階のベランダに、柿と一緒に皮をむいた大根が干してあった。家人に聞くと沢庵もその他の漬物にする時も、何日か天日に干すそうだ。そうすることで、生のままよりも長持ちするし なんといっても 水分が抜けるので味が染み込みやすくなるという。乾いたスポンジだ。
◆そういえば精進料理に欠かせない「干し椎茸」がそうだ。生の椎茸より、干しシイタケは、もどした水がよい出汁になる。これをスープに使う。ただ干しておくだけで、旨味が凝縮される。
◆驚くことに、天日干しが趣味の家人は「みかんの皮」まで干す。菓子箱にいれて、「カラカラに干して」春になるまでとっておく。「みかん」はビタミンCがたっぷり入っているので、風邪予防にということで、我が家では箱買いするのだが、いったいみかんの皮は何のためなのだろう。子どもの頃、母がそんなことをしていた記憶はない。
◆家人がいうには、「みかんの皮」は畑の「害虫避け」によいのだそうだ。殺虫剤をまくのではなく、柑橘系の香りが畑の害虫を畑に寄せ付けない働きがあるようだ。とくに、ねぎに集まる「なめくじ」対策になるとのことだ。だから、家人はせっせとみかんをほおばり、来春の畑再開に備えている。
◆また、みかんの皮は「陳皮(チンピ)」といって漢方薬になるそうだ。風邪の症状改善やリラックス効果が期待できると聞くが、「陳」は「古い」という意味で、「10~15年もの」が優れた薬効があるそうだ。今から毎年蓄えておけば10年後には立派な漢方だ。
◆干すことで食材が生まれ変わる。薬にもなる。りんごの皮でもレモンでも、なんでもとりあえず干してみようと思うほどだ。と、ここまで書いて「いや待てよ」干してはいけないものがある。それは人間だ…
◆さて、お正月のお膳に大根は欠かせない。煮物・漬物と大活躍だ。
◆家人の畑には、毎年大根だけは、よくとれる。最近まで教員をしていた家人が、そんなに広いといえない畑で、太い大根が百本も収穫するのだ。「おでん大根」というらしいが、これまた太くて重い。
◆大根を「生」から煮ての「ふろふき」は、格別だ。味噌が変わると別の料理だ。ネギの味噌だけではないのだ。ふき味噌もいいし、肉味噌もいい。辛いのもいいし、あんかけもいい。
◆大根は、新鮮なのが一番だと思っていたが、「天日に干しておく」ことで、より味わいの深い大根になるという。
◆気にも止めなかったのだが、ちょっと前まで二階のベランダに、柿と一緒に皮をむいた大根が干してあった。家人に聞くと沢庵もその他の漬物にする時も、何日か天日に干すそうだ。そうすることで、生のままよりも長持ちするし なんといっても 水分が抜けるので味が染み込みやすくなるという。乾いたスポンジだ。
◆そういえば精進料理に欠かせない「干し椎茸」がそうだ。生の椎茸より、干しシイタケは、もどした水がよい出汁になる。これをスープに使う。ただ干しておくだけで、旨味が凝縮される。
◆驚くことに、天日干しが趣味の家人は「みかんの皮」まで干す。菓子箱にいれて、「カラカラに干して」春になるまでとっておく。「みかん」はビタミンCがたっぷり入っているので、風邪予防にということで、我が家では箱買いするのだが、いったいみかんの皮は何のためなのだろう。子どもの頃、母がそんなことをしていた記憶はない。
◆家人がいうには、「みかんの皮」は畑の「害虫避け」によいのだそうだ。殺虫剤をまくのではなく、柑橘系の香りが畑の害虫を畑に寄せ付けない働きがあるようだ。とくに、ねぎに集まる「なめくじ」対策になるとのことだ。だから、家人はせっせとみかんをほおばり、来春の畑再開に備えている。
◆また、みかんの皮は「陳皮(チンピ)」といって漢方薬になるそうだ。風邪の症状改善やリラックス効果が期待できると聞くが、「陳」は「古い」という意味で、「10~15年もの」が優れた薬効があるそうだ。今から毎年蓄えておけば10年後には立派な漢方だ。
◆干すことで食材が生まれ変わる。薬にもなる。りんごの皮でもレモンでも、なんでもとりあえず干してみようと思うほどだ。と、ここまで書いて「いや待てよ」干してはいけないものがある。それは人間だ…
すてき
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