「青の洞窟 SHIBUYA」

◆今朝は、私が「なぁんだ」と思ったこと。

◆「青の洞窟 SHIBUYA」は渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木にて開催されている。2016年からだ。渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木の約800mの約60本のケヤキに約60万個のLED電球で青く彩られる。今年は、3年ぶりの開催だという。

◆なぜ、「青」なのだろう。

◆川崎　洋さんの「言葉」という詩に、私の「青」はあなたの「青」なのだろうか ? という言葉がある。

言葉　　　　　川崎　洋　

演奏を聴いていなくても
人は
♪を耳の奥に蘇らせることができる
言葉にしなくても
一つの考えが
人の心にあるように

むしろ
言葉に記すと
世界は途端に不確かになる
私の「青」
はあなたの「青」なのだろうか ?
あなたの「真実」は
私の「真実」?

◆渋谷の青の洞窟を歩く恋人たち。それぞれが、それぞれに問いかけている「青」。その意味にはこんな疑問も含まれているのかもしれない。

◆家人にちょっと「なぜ青なのか」と聞いたら、一言「青の洞窟」という答えが返ってきた??なんと「青の洞窟」という商品があるのだそうだ。

◆えっ。

◆つまりこういうことだ。そもそも「青の洞窟」は、日清製粉ウェルナ（千代田区）のイタリアン商品シリーズ「青の洞窟」のプロモーション企画として、2014（平成26）年に目黒川沿いで初開催。2016（平成28）年から現在の渋谷に場所を移し、クリスマスの時期に点灯しているとのこと。

◆そして、その名前に関しては、「洞窟は、全容を簡単にはつかめない奥深さの表現。地中海の深遠なブルーを表現する青をパッケージの色として選定した」とのこと。 食品で当時少なかった青を基調にすることで、他の商品との違いを明確にしたかったというのだ。

◆「言葉に記すと世界は　途端に不確かになる」と詩人はいうが、それにしても、あの青の洞窟から、スパゲッティは連想できなかった。