御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
神社寺院のホームページが無料でかんたんに作れる!

耕田院の日常(101回目)山形県羽前大山駅

無臭時代と雨やどり

投稿日:2022年11月09日(水)
◆もともと自分の「そば」にいなかった「この人」と出逢う。これが「縁」だ。我々年寄りはともかく、若者には、人と人の距離をもう少し近くに戻してもいいのにと思う。

◆さだまさしさんの「雨宿り」は、「出逢いと縁」と「素直さとおおらかさ」が当たり前の時代のことだった。

雨やどり               さだまさし

それはまだ私が神様を信じなかった頃
9月のとある木曜日に雨が降りまして
こんな日に素敵な彼が現れないかと
思ったところへあなたが雨やどり

すいませんねと笑うあなたの笑顔
とても凛凛しくて
前歯から右に四本目に虫歯がありまして
しかたがないので買ったばかりの
スヌーピーのハンカチ
貸してあげたけど 傘の方が良かったかしら

◆ベストテンの時代だ。「あなたの笑顔とても凛凛しくて 前歯から右に四本目に虫歯がありまして」で笑い声が入る。Liveなのか、それとも効果音なのかは不明だが、この笑いにハートをぐいと掴まれた。虫歯でなく、「前歯から右に四本目」の言い回しの妙を笑ったのだが、今は人の身体的な欠点を笑ったりしてはいけないと「キツく」嗜(たし)められそうだ…。

◆しかしこの頃は、「前歯から右に四本目に虫歯」は、あるかもしれないが、はやく治した方がいいくらいで、相手の人格を理解する決め手にはならなかったし、本人も平気だった。この時代は誰もが共有できたとは言えない感覚だが、致命的な欠点ではないのだ。この後の靴下に穴と同程度。それらの全てが「爽やかさがとても素敵だった」いうおおらかな感覚だ。

◆しかし、現代は著しく違ってしまった。虫歯をそのままにして置くことが不潔なのだ。もしも、「彼女が欲しいがどうしましょう」うと「出会いのプロ」に尋ねたとしてら、まず、とりあえず虫歯の治療をいの一番に進めるだろう。場合によっては、襟ぐりの汚れ、袖の汚れ。毎日歯を磨いているかと諭されそうだ。

◆最近気がついたのは、クサイだけではなく、ニオイそのものがマイナスイメージらしい。

◆いつの間にか、「いい匂い、いやな匂い」で判断するのではなく、ニオイがしないほうが清潔だという感覚がなっているのだ。昔々、校長のmagnumの整髪がきついと私たちはこぼしていたが、いまや微香性の芳香剤や柔軟剤までもスメル・ハラスメントとして嫌悪対象になってしまっているという。

◆さて、あの頃は、煙草の匂いについても全然寛容だった。

赤いスイートピー  松田聖子

春色の汽車に乗って
海に連れて行ってよ
煙草の匂いのシャツに
そっと寄りそうから

私は思う、匂いも大事な記憶なのだ。初恋の相手の匂いは「無臭」では寂しくはないのかと。

▶︎深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。

▶︎「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
耕田院(山形県)

すてき

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
耕田院のお知らせをもっと見る430件
コメント
お問い合わせ