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耕田院の日常(70回目)山形県羽前大山駅

「アリエナクナイ」話 

投稿日:2022年10月09日(日)
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◆子どもの頃怖かったのは「呪いの人形」と「タイムトンネル」だ。

◆「呪いの人形」は、インディアンの人形に、呪いたい相手の「爪や髪の毛」をいれ「念ずる」と、人形が夜中に動き出し、相手に罰を加えるという内容だ。たいてい、いじわるした友だちが、夜うなされ、翌日怪我をしたりして終わる。

◆そして、もう一つは「タイムトンネル」。まだ、白黒テレビの時代。アメリカの連続ドラマだ。小学校1年くらいでよく覚えてはいないのだが、タイムトンネルは、「時空を移動するタイムマシンがまだ未完成で、二人の登場人物がもとの世界に戻ろうとするが、毎回、別の時代にタイムスリップしてしまう」という設定だった。最終回のラストシーンは転送空間で漂う2人の姿を映しながら、「タイムトンネルは未完成である」とのナレーションで終わっている。(ウィキペディアWikipedia)

◆幼いながら「二度と戻れない」怖さを知ったように思う。

◆さて、この「タイムトラベル」を可能にする「タイムマシン」は可能なのだということが、「アリエナクナイ科学ノ教科書 ~空想設定を読み解く31講~」にあった。

◆たまたま目に止まった本であるが、作者は、「くられ/薬理凶室(協力)」。薬理凶室(やくりきょうしつ)とは、複数のフリーライターの共同ペンネーム。爆笑秘密結社、あくのひみつけっしゃを自称している。そして「くられ」さんは薬理凶室室長。生物編と化学編を主に担当。農学系分野が専門範囲と紹介されていた。

◆この本は「不老不死の存在」「人造人間」「巨大モンスター」「ナノマシン」などなど、マンガやアニメやゲームなどでお馴染みの存在ながら、現実ではお目にかかれない存在の数々をそんな空想世界の技術・設定を「現代科学」で読み解くことをテーマにした本だ。

◆さて、「タイムマシンが作れるのか」であるが、次のような結論である。「ドラえもんのように「過去」にいく方法は皆目見当がつかないが「未来」には理論上可能である」という。

◆その原理は、「高速で移動する物体の時間軸は、低速で移動する物体と変化がある」。例のアインシュタインの特殊相対性理論だ。

◆「地球上を時速2万キロメートルで進む宇宙基地に2年以上居続ける人と普通に地上で生活する人では、たった0.02秒ではあるが、時間にずれが生じること」を利用するのだ。嘘のようであるが、現実に宇宙船のほうが「0.02秒」遅れるそうだ。それは、「0.02秒」歳を取らないことであり、「0.02秒」未来に行くということなのだ。「0.02秒」でもずれが作れるのだから、理論上できるということになるというのが「アリエナクナイ」ということなのだ。

◆さて、時空旅行をするようなレベル、時空を切り開くには膨大なエネルギーが必要になる。しかし、その計算式もすでにあるそうだから理論上は可能なのだ。「アリエナクナイ」のだ。

◆科学が人間の空想をどこまで迫っているか知ることができる本である。しかし、この本は2017年初版であり現実はもっと先に行っているだろう。すでに続編も出版されているらしい。理論的には「アリエナクナイ」ことが増殖しているだろう。是非読みたい。
耕田院(山形県)

すてき

みんなのコメント1件)

娘がくられ先生の大ファンで、本やグッズ持ってます😊今年に入って関東でもイベントを開催するようになったので、行きまくってました。鳥取県では薬理凶室は有害図書指定にされていて販売されていないそうです😅

2022年10月09日(日)
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