耕田院の日常(31回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年09月01日(木)
◆ツバメは法律で守られている。
◆ツバメなどの野鳥は、都道府県知事の許可がなければ、卵やヒナがいる巣を壊すことは違法になる。これに違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。ツバメの巣を壊し、報道された人は、善悪だけなく法にも裁かれる。悪戯された方、さぞ驚いたことだろう。
◆ツバメのお話といえば、オスカ-・ワイルドの「幸福の王子」。
▶︎体は金箔で覆われ、目はサファイヤ、剣にはルビーといった宝石。美しい幸福な王子の銅像とツバメの話だ。冬が近づいてきたある日、王子の像の足元に一羽のツバメが休むことする。南のエジプトに向かう途中だ。
▶︎そこに、「私には街の中の悲しみがたくさん見えてしまう。あそこに病気の幼い子がいるが貧しくて薬が買えない。剣のルビーをその子に届けてやってくれないか。」と王子の涙。
▶︎ツバメはその子どもにルビーを届けた。その後、王子は、目のサファイヤを才能のある貧しい若者とマッチ売りの少女に渡すよう頼んだ。
▶︎両目が無くした王子は、「目が見えなくなってもあの子たちが幸せになれるならいいんだ」と言う。それを聞いたツバメはエジプトには行かず、王子の目の代わりになることを決心する。そして、ついに寒さのため死んでしまう。
◆次の描写だ。
「さようなら。愛しい王子さま」
「とうとうエジプトへ行くのだね」と語りかけた盲目の王子は純金を剥がされて輝きを失い、暗い灰色の像となっていた。
「違います。死の家へと行くんです」
小さなツバメはそう言うと、最後の力を振り絞って飛び立ち、王子の唇にキスをした。この時。王子の心臓は悲しみのあまり破裂する。
◆自己犠牲の幸福の王子を「自己満足」という人がいる。結局、自分の眼であり、理解者であり、友人であり、伴侶ともいえる大切なツバメを死なせてしまうからだろう。
◆「とうとうエジプトへ行くのだね」子どもの頃涙が止まらなかった文だ。私の記憶ではここで話が終わっている。しかし、実はこの話には続きがあった。
▶︎みすぼらしくなった王子の像に町の人々はがっかりし、「乞食のようだ」「他の像を建てよう」と像を壊し、溶かしてしまおうとする。しかし不思議なことにいくらやっても鉛でできた王子の心臓は溶かすことができず、ツバメの死骸の横たわるゴミ捨て場に捨てられる。
◆おじぞうさまのおはなしと違ってシニカルである。そして、その後にこう続く。
▶︎ある日神様は天使に「町の中で一番尊いものを二つ持ってきなさい」と言う。天使が王子の鉛の心臓とツバメの死骸を持ってくると、神様は天使を褒め、王子とツバメは天国でに連れて行く。
◆みなさまはこのお話どう読まれるのだろうか。
◆ツバメなどの野鳥は、都道府県知事の許可がなければ、卵やヒナがいる巣を壊すことは違法になる。これに違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。ツバメの巣を壊し、報道された人は、善悪だけなく法にも裁かれる。悪戯された方、さぞ驚いたことだろう。
◆ツバメのお話といえば、オスカ-・ワイルドの「幸福の王子」。
▶︎体は金箔で覆われ、目はサファイヤ、剣にはルビーといった宝石。美しい幸福な王子の銅像とツバメの話だ。冬が近づいてきたある日、王子の像の足元に一羽のツバメが休むことする。南のエジプトに向かう途中だ。
▶︎そこに、「私には街の中の悲しみがたくさん見えてしまう。あそこに病気の幼い子がいるが貧しくて薬が買えない。剣のルビーをその子に届けてやってくれないか。」と王子の涙。
▶︎ツバメはその子どもにルビーを届けた。その後、王子は、目のサファイヤを才能のある貧しい若者とマッチ売りの少女に渡すよう頼んだ。
▶︎両目が無くした王子は、「目が見えなくなってもあの子たちが幸せになれるならいいんだ」と言う。それを聞いたツバメはエジプトには行かず、王子の目の代わりになることを決心する。そして、ついに寒さのため死んでしまう。
◆次の描写だ。
「さようなら。愛しい王子さま」
「とうとうエジプトへ行くのだね」と語りかけた盲目の王子は純金を剥がされて輝きを失い、暗い灰色の像となっていた。
「違います。死の家へと行くんです」
小さなツバメはそう言うと、最後の力を振り絞って飛び立ち、王子の唇にキスをした。この時。王子の心臓は悲しみのあまり破裂する。
◆自己犠牲の幸福の王子を「自己満足」という人がいる。結局、自分の眼であり、理解者であり、友人であり、伴侶ともいえる大切なツバメを死なせてしまうからだろう。
◆「とうとうエジプトへ行くのだね」子どもの頃涙が止まらなかった文だ。私の記憶ではここで話が終わっている。しかし、実はこの話には続きがあった。
▶︎みすぼらしくなった王子の像に町の人々はがっかりし、「乞食のようだ」「他の像を建てよう」と像を壊し、溶かしてしまおうとする。しかし不思議なことにいくらやっても鉛でできた王子の心臓は溶かすことができず、ツバメの死骸の横たわるゴミ捨て場に捨てられる。
◆おじぞうさまのおはなしと違ってシニカルである。そして、その後にこう続く。
▶︎ある日神様は天使に「町の中で一番尊いものを二つ持ってきなさい」と言う。天使が王子の鉛の心臓とツバメの死骸を持ってくると、神様は天使を褒め、王子とツバメは天国でに連れて行く。
◆みなさまはこのお話どう読まれるのだろうか。
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