耕田院の日常(28回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年08月29日(月)
◆毎日雨だ。それでも、梅雨入りはもう少し先になるそうだ。
◆天気予報の降水確率は、同じ天気図があった場合、1mm以上の雨が特定の時間、特定の場所で雨が降る確率をいう。降水確率50%といった場合は、1%の位が四捨五入されているために、実際は46〜54%の確率となる。
◆ということは、降水確率が0%ということは、絶対に雨が降らないということではない。0%から5%未満という幅が存在するからである。
◆今日問題にするのはそのときの0%の読み方である。天気予報をよく聞いてみると、お天気キャスターは、明日の午前中の降水確率は「ゼロパーセント」ではなく、「零(レイ)パーセント」と読み上げられるはずだ。
◆つまり、ゼロはまったく何もないことのみを表すが、零(レイ)はそれ以上の意味を持っているということである。
◆このゼロの概念は紀元前の「無」という概念について思考を深めていた古代インドで生まれた。その後ヨーロッパに伝わったという。古代エジプトやローマなどでは、数学が発達しており、さまざまな概念が生み出されていたが、0の概念は不要だったのである。
◆インドで生まれた0の概念は「ある数に足しても引いても、その数が変わらない数」「x+0=xとなる唯一の実数」である。
◆日本に入ってきたのは明治時代と考えられている。すなわち外来語である。予想外に日本におけるゼロの歴史は浅いのである。一方で零(レイ)は古来に中国から伝来し、日本語となった漢語である。
◆例えば「飄零(ヒョウレイ)」ということばがある。「1 花びらや葉がひらひらと落ちること。2 おちぶれること。」という意味がある。飄とは風が吹く音である。風で少しずつ葉が落ちると意味であり、時間をかけて家運が傾いていく意味だろう。
◆一方「やる気0」のゼロは、身も蓋もないまったく、全くやる気がないことをさす。だから「今日のテスト零点だった。」は、零点だったがゼロではない。まだたまだ希望はあるのだ。
◆それにしても、なんとなくあやふやなで曖昧で、ファジーである。しかし、それが、「そこはかとない幅」としても捉えられる日本語の奥深さである。そもそも「降水確率」という言葉自体が「そことはかとなく」曖昧な単語なのだ。
◆天気予報の降水確率は、同じ天気図があった場合、1mm以上の雨が特定の時間、特定の場所で雨が降る確率をいう。降水確率50%といった場合は、1%の位が四捨五入されているために、実際は46〜54%の確率となる。
◆ということは、降水確率が0%ということは、絶対に雨が降らないということではない。0%から5%未満という幅が存在するからである。
◆今日問題にするのはそのときの0%の読み方である。天気予報をよく聞いてみると、お天気キャスターは、明日の午前中の降水確率は「ゼロパーセント」ではなく、「零(レイ)パーセント」と読み上げられるはずだ。
◆つまり、ゼロはまったく何もないことのみを表すが、零(レイ)はそれ以上の意味を持っているということである。
◆このゼロの概念は紀元前の「無」という概念について思考を深めていた古代インドで生まれた。その後ヨーロッパに伝わったという。古代エジプトやローマなどでは、数学が発達しており、さまざまな概念が生み出されていたが、0の概念は不要だったのである。
◆インドで生まれた0の概念は「ある数に足しても引いても、その数が変わらない数」「x+0=xとなる唯一の実数」である。
◆日本に入ってきたのは明治時代と考えられている。すなわち外来語である。予想外に日本におけるゼロの歴史は浅いのである。一方で零(レイ)は古来に中国から伝来し、日本語となった漢語である。
◆例えば「飄零(ヒョウレイ)」ということばがある。「1 花びらや葉がひらひらと落ちること。2 おちぶれること。」という意味がある。飄とは風が吹く音である。風で少しずつ葉が落ちると意味であり、時間をかけて家運が傾いていく意味だろう。
◆一方「やる気0」のゼロは、身も蓋もないまったく、全くやる気がないことをさす。だから「今日のテスト零点だった。」は、零点だったがゼロではない。まだたまだ希望はあるのだ。
◆それにしても、なんとなくあやふやなで曖昧で、ファジーである。しかし、それが、「そこはかとない幅」としても捉えられる日本語の奥深さである。そもそも「降水確率」という言葉自体が「そことはかとなく」曖昧な単語なのだ。
すてき
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