耕田院の日常(23回目)|山形県羽前大山駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2022年08月24日(水)
◆主役をいじめぬく「敵役」がいないと、名ドラマは生まれない。
◆みんながいい人では、ドラマは成り立たない 名ドラマには必ず敵役が登場する。半沢直樹シリーズでのこの「敵役」は、大和田常務だ。常に冷静。部下も場合によっては容赦なく切り捨てる。しかし、最後の最後に、この大和田常務が半沢直樹に「土下座」するところで、日本国中が痺れた。
◆これだけでは終わらなかった大和田常務。前のシリーズでは、なんと主人公の半沢直樹と協力し更なる悪と対峙するのだ。この構図が我々は大好きである。「敵役」が、頼もしく力強いパートナーとなるのだ。
◆しかし、最期にはいい人になる「敵役」ばかりではない。徹頭徹尾、どこまでも、あくまでも「悪人」の「敵役」がいる。しかも、力は弱いが狡猾で、欲張りで、人を次々陥れていく。
◆古い映画になるが、確か新宿か池袋か、上野あたりの名画座でみた菅原文太の「仁義なき戦い①」。金子信雄が演ずる山守組組長が、「どこまでも敵役NO1」だ。彼は、「裏で」自分の地位を守るため、子分同士が争うように仕向ける。すると、仲間同士で抗争が次々起こり、人が死ぬ。いずれも無念の死だ。それに加え、皆を騙し、裏では山守組組長に従っていた「田中邦衛」の敵役も半端「悪」ではなかった。
地獄の猛炎は殺生の業より発(おこ)り
餓鬼の醜形は慳貪(けんどん)の罪より生ず。
まさに、地獄の様相である。
◆菅原文太(広能昌三)は、最期の葬儀場の場面で祭壇に向かって何発か打つ。凄む金子信雄に「山守さん、弾はまだ残っとるがよぉ」の名台詞。そして、葬儀場を去っていく。
◆映画が終わった後、男どもは、肩を怒らせ、ポケットに手を突っ込み、咥えタバコとガニ股で映画館を出ていくといわれたものだ。本当にそうだった。
◆しかし、私はこの一本でこのあと続く「仁義なき戦いシリーズ」は、観ることもなく卒業した。実は、地獄の猛炎も餓鬼の醜形も怖かったのである。悪人も敵役もでない寅さん映画が、私にはお似合いだったのだ。
※Instagramアカウトはこちらへ @oyamakodein
「朝6時半癒しのリール」も投稿しています。
◆みんながいい人では、ドラマは成り立たない 名ドラマには必ず敵役が登場する。半沢直樹シリーズでのこの「敵役」は、大和田常務だ。常に冷静。部下も場合によっては容赦なく切り捨てる。しかし、最後の最後に、この大和田常務が半沢直樹に「土下座」するところで、日本国中が痺れた。
◆これだけでは終わらなかった大和田常務。前のシリーズでは、なんと主人公の半沢直樹と協力し更なる悪と対峙するのだ。この構図が我々は大好きである。「敵役」が、頼もしく力強いパートナーとなるのだ。
◆しかし、最期にはいい人になる「敵役」ばかりではない。徹頭徹尾、どこまでも、あくまでも「悪人」の「敵役」がいる。しかも、力は弱いが狡猾で、欲張りで、人を次々陥れていく。
◆古い映画になるが、確か新宿か池袋か、上野あたりの名画座でみた菅原文太の「仁義なき戦い①」。金子信雄が演ずる山守組組長が、「どこまでも敵役NO1」だ。彼は、「裏で」自分の地位を守るため、子分同士が争うように仕向ける。すると、仲間同士で抗争が次々起こり、人が死ぬ。いずれも無念の死だ。それに加え、皆を騙し、裏では山守組組長に従っていた「田中邦衛」の敵役も半端「悪」ではなかった。
地獄の猛炎は殺生の業より発(おこ)り
餓鬼の醜形は慳貪(けんどん)の罪より生ず。
まさに、地獄の様相である。
◆菅原文太(広能昌三)は、最期の葬儀場の場面で祭壇に向かって何発か打つ。凄む金子信雄に「山守さん、弾はまだ残っとるがよぉ」の名台詞。そして、葬儀場を去っていく。
◆映画が終わった後、男どもは、肩を怒らせ、ポケットに手を突っ込み、咥えタバコとガニ股で映画館を出ていくといわれたものだ。本当にそうだった。
◆しかし、私はこの一本でこのあと続く「仁義なき戦いシリーズ」は、観ることもなく卒業した。実は、地獄の猛炎も餓鬼の醜形も怖かったのである。悪人も敵役もでない寅さん映画が、私にはお似合いだったのだ。
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