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耕田院の日常(13回目)山形県羽前大山駅

「プラトー現象」2022/7/11 「朝4時半の住職の話」

投稿日:2022年08月14日(日)
◆いくらがんばって練習しても、いくら努力しても、なかなか芽が出ない。レベルアップしない感覚。人はそれを「才能」の所為にしたりする。でも、心配いらない。この感覚は、懸命に努力した人間にしかわからないものだ。

◆このような感覚を「プラトー現象」と呼ぶ。プラトーとは、高原という意味だ。「プラトー現象」とは、学習を続けているにもかかわらず、成長が停滞してしまう現象、その時期のことを指す。

◆教員をしていた頃に子どもたちを励ますときに、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの「学習曲線」を使った。人が何かに向かって努力するときに、「伸びやすい時期」と「伸び悩む時期」が交互にやってくることを図示したものだ。

◆この「学習曲線」によると能力の向上は、初めのうちはゆっくりと、そしてある時から突然一気に伸びて、その後また停滞して……といったS字が連なったような形を連続していく。

◆プラトー現象は、その「伸び悩む時期」のことを指すのだ。成長とは、「頑張れば頑張るほど伸びる」という直線グラフ的なイメージから、「成長」と「停滞」の連続であることを理解しなければならない。

◆「成長」と「停滞」はあざなったロープのように、「成長」と「停滞」が交互にやってくるのだ。そのことを時折俯瞰してみるとよい。そとて、「成長」と「停滞」の時の心の振れ幅は大きくならないようにしなければならない。

◆もう少しがんばって続けてみよう
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耕田院(山形県)
⭐︎「すずめばちの巣のダミー」である。蜂は他の巣の近くには習性があるそうだ。

すてき

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