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耕田院の日常(3回目)山形県羽前大山駅

ネット社会 2022/7/18 朝4時半の住職の話

投稿日:2022年08月05日(金)
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@oyamakodein 
◆ネット社会発達し、もはやネットで買えないものはないという話。

◆お寺から一番近くにあるのは、「やき鳥屋(持ち帰りだけ)」。後は「こうじ屋」。

◆町にはスーパーが2つとあと薬局もある。かつて、商店街のあった通りには、八百屋も米屋も魚屋も惣菜屋も、小物屋も荒物屋もタバコ屋も、駄菓子屋も機屋もない。本屋(配達だけになった)も眼医者も耳鼻科もない。ないという無くなった。喫茶店も貸し本屋も無くなった。すぐ注射をしてくれた町医者もない。話に聞くと昔は映画館が2つか3つあったし、高い煙突の銭湯も2つか3つあった。そして県立高校もあった。お寺の前にはバス停もあった。昔は結構賑やかで立派な町だった。

◆お寺の前に9時半になると宅配の車が止まることがある。宅配だ。洗剤や歯ブラシなどの日用品をネットで買う。ワインも日本酒もコーヒー豆もランキングを見て買っている。その評価は大きく狂うことはないと家人は信じている。

◆このコロナ禍で大きく変わったのは、「人から」ものを買うことが、益々なくなったことだ。最近のコンビニもユニクロもカゴを入れて、カメラで品物を確認し、自動計算し、カード払いだ。

◆私などは、一人ではとてもこわくて入れない。なぜならば、そこは売り買いに「人」を介さない「ありがとう」のない社会に見えるからだ。

◆最近、ここまできたかと思ったことがある。お寺に巨大な段ボールが4つ届いたのだ。しかもそうとうな重量だ。今まで一番大きかった自転車をはるかに超えていた。

◆実はこれは、2台分のクーラーだった。

◆夏が近くなった頃、お世話になっている電気屋さんにクーラーを頼んだ。何年か前も取り付けてもらっている。しかし、今回は、本体は自分で購入することを勧められたのだ。そこで、電気屋さんと家人が相談し、家人が注文した。ネットから購入すれば、業者が仕入れる値段と同等、あるいはそれ以下で購入できるという。つまり、電気屋さんは取り付け工事のみを行うというのだ。そして、買い物をした家人には「ポイント」もついたのだろう。

◆「人を介して、その人を信用して、その人からものを買うという」行為はもはや絶滅したのだろうか。付加価値を考え、定価でものを売る商売の仕方は、「もう」ないのだろうか。

⭐︎ものを売る店や人には考えてもらいたい。

◉今朝も最後まで読んでいただいてありがとうございます。あなたの朝のこころにアプローチ。「ああなあさここ」でした。

◉深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

◉「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。

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