真言宗豊山派長命山
幸徳院笹野寺のお参りの記録一覧
真言宗豊山派の寺院巡り。
初めてのお参りです。茅葺きのお堂は見るものがあります。授与所で御朱印お願いすると、住職の奥様らしき方が、来客中ですが書いてもらいます。と言って下さいました。ありがとうございました。
山形県米沢市笹野に境内を構える、長命山 幸徳院、笹野寺別当寺院、置賜三十三観音霊場を代表する茅葺きの御堂は見所が要所に在り紫陽花寺としても有名です、訪れた際には寺院入り口の蕎麦屋さんは絶品ですので立ち寄って見るのも良いかと思います、置賜三十三観音、出羽百観音巡礼で2023/8月、北國八十八ヶ所霊場巡り9月訪れましたので、どの様な寺院か引用を用いて調べて見ました、山号は長命山、寺号、院号は幸徳院、笹野寺別当寺院、宗派は真言宗、ご本尊は置賜三十三観音霊場、第十九番札所、札所本尊は千手千眼観世音菩薩、北國八十八ヶ所霊場第三十二番札所、札所本尊は千手千眼観世音菩薩、笹野観音堂の創建は不詳ですが大同元年(806)に坂上田村麻呂が蝦夷討伐で当地まで進軍した際、国家鎮護を祈願して観音堂が造営されたのが始まりとされ、弘仁元年(810)に高僧で会津地方の仏教の布教に尽力した徳一上人が寺院として開山したと伝えられています。
当初から神仏混合の形態で別当には長命山幸徳院があたり、祭神として羽黒大権現が勧請され、
笹野観音堂は中世以降、歴代領主から崇敬庇護され、社殿の改修や造営、社領の寄進などが行われ、特に慶長3年(1598)に領主となった上杉家執政の直江兼続は出羽三山(鶴岡市)から羽黒大権現の分霊を勧請し、慶長6年(1601)に上杉家米沢移封に伴い米沢城の最終防衛ラインとして鉄砲60挺を配備しています。
現在の笹野観音の本堂である観音堂は天保4年(1833)の火災で焼失後の天保14年(1843)に12代藩主上杉斉憲により再建されたもので、棟梁は渋谷嘉蔵、彫刻は後藤藤吉・政吉、労働力人工は延べ7,100人、15万石の米沢藩としては一大事業となりました。
建物は入母屋、茅葺で正面に大型な千鳥破風、桁行3間、梁間4間、正面3間軒唐破風向拝付、向拝には龍や鳳凰、獅子、兎、象などの彫刻が施され江戸時代後期の社寺御堂建築の特徴が見られる貴重なもの、笹野観音堂の仁王門は天保11年(1840)の火災で焼失後、明治6年(1873)に南原の常慶院から移築したもので仁王像が安置されています。境内には紫陽花が咲き乱れ別名「あじさい寺」と呼ばれています。歴史
坂上田村麻呂が国の乱れが鎮まり、安らかな世になる様願い千手千眼観音を、背後にある笹野山にお祀りしたのが始まりといわれています。
その後、801年に現在の場所に観音堂を造り、会津の高僧徳一上人が入仏供養を行った、歴史あるお寺です。観音堂の修復を上杉家の歴代藩主達が行ったり、直江兼続が庄内羽黒山より羽黒大権現を後神としてお祀りしたりと、やはり上杉とは切っても切れないお寺なんですね。
雪支度のための幕で囲われていて、全体が見えず残念でしが、これも雪国ならではの風景と思いました。
観音堂は顎が外れるほどの驚きで、その迫力にしばしボーゼン、、なぬ!!えー!!
仁王門
幕で覆われています、、全体が見えません( ; ; )
手前の木は枝垂れでしょうかね。咲いたら綺麗でしょう!
仁王門前の常夜灯の台座が気になって、写真に残しました。
仁王門に掲げられた観音堂の由緒書き
門の正面上にあるなんて、珍しいです。
幕に覆われた内部
両側の仁王様
門の内部には大きな草履や下駄がありました。
正面が観音堂です。
参道の両側には石仏像が、狛犬の如くあります。
石を積んでいくのですね。溢れんばかりに小石が乗っかっています。
弁天堂
小さなお社にも幕がかかり、無礼にも、幕をめくり確かめます。
観音堂が、近くなってきた。
紫陽花寺で有名なんです。今は寂しいですが、、
千体地蔵堂
御本尊は「いびた地蔵」
〝いびた〟とは長患いをして寝込む事で、主に中風除けのお地蔵様だそうです。中風除けのお箸もお授けいただけます。
中には米沢に伝わる土人形の「相良人形」で作られたお地蔵様が約800体、お祀りされていました。
漱口場
手水舎になります。
こちらは、幕も開かれていました。手洗えて良かった(^^)
観音様の前の龍から水が落ちています。
観音様と龍のコンビは初めてみたかな、、
漱口場の修理の苦労が書かれているようです。
昔から笹野の人は神仏を畏れ敬い正月の7日間は肉や魚を食べず、他人と同じ火を使わない「精進別火」で過ごし、穢れの無い清らかな身体で正月を過ごしたそうですが、これを守れなかった人には罰が下ったようです。しかし、こちらで口を漱げは罪も消えると言われています。なるほど、大切な漱口場だったんですね。
観音様もマスク
不動堂
石の御不動様
さて、観音堂です。
幕から出ている彫刻たちが見事ですね。
茅葺の屋根が大きい!
幕の内部
御堂を左から廻ってみます。
御堂の後ろには紅葉したモミジが一本、寂し気な境内に鮮やかです、!
御堂の真後ろに、、
羽黒大権現が祀られています。
一周しました。この角度がわかりやすいかな?
弘法大師堂
中は弘法大師様と同じ様にと、高野山や四国八十八ヶ所霊場の石が敷かれた、お石踏みができます。
延命地蔵菩薩
県南一の高さ5メートル。
天保3年に建立されました。
手前に写っているのは、笹野彫りの鳥。
上杉が副業として笹野一刀彫りを奨励し、こちらでは縁起物となっています。
山形県のおすすめ2選🎌
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