成福院のお参りの記録一覧

和歌山県 高野山駅

一の橋から金剛峯寺の方に500m程のところに有ります。
13仏の2番「釈迦如来」が御本尊です。

参拝記録

記録。

高野山散策時に参拝

御朱印頂きました。

高野山散策の際に毛利家の家紋に引き込まれてお参りさせていただいております。

ほとんどのお寺さんに大名家の家紋があるので、お寺の方に伺うと「それぞれの大名家の定宿になっていた寺院が、現在の宿坊になっているため」とのこと。

壇上伽藍から奥の院までの戦国武将のお墓で興奮している人を多く見ますが、宿坊巡りでも同様の興奮が味わえることに気づきました。

ついに夢であった高野山へ。
奥の院を後にして大門方面へ戻るように順にお参りしました。

（平成２８年）高野山１０カ所目は、成福院です。

【過去分投稿・2005】
2005年2月21日

【過去分投稿・2004】
2004年5月29日
摩尼宝塔の御朱印をいただく。

摩尼宝塔の御本尊様は、ビルマより贈られたお釈迦様です

#成福院

寺院全体のご本尊は大随求明王。摩尼宝塔のご本尊は釈迦如来。

#釈迦如来

釈迦三尊というと中尊が釈迦如来、右脇侍が普賢菩薩、左脇侍がモンジュ菩薩という組み合わせが紹介されることが多い。だが広辞苑で釈迦三尊を引くと、脇侍は薬王菩薩と薬上菩薩、または十大弟子のうちアナン尊者とカショウ尊者が務める場合もあるという。
厳密に数えたわけではないが、僕が今までに参拝した範囲だと、やはり普賢菩薩とモンジュ菩薩が脇を固めるパターンが最多だったように思う。だがアナン尊者とカショウ尊者が並ぶことも思いのほか多かった。特に禅宗の寺院でその割合が増えるが、禅宗だと必ずこの2尊というわけでもなく、普賢菩薩とモンジュ菩薩の場合も普通にある。

これらと比べると、薬王菩薩と薬上菩薩が左右にいるのを見た回数はかなり少ない。思い出せるのは、法隆寺（奈良県生駒郡斑鳩町）金堂と、興福寺（奈良県奈良市）中金堂の2か所だけだ。
仏像知識事典には、彼らが脇侍となる配置の方がより古い様式とある。一方、日本仏像大全書は、法隆寺で薬王菩薩と薬上菩薩を祀るのは、聖徳太子の病気平癒を祈願するためという特殊事情によるとする。
どちらがより真相に近いのかについては、僕はあまり関心がない。薬王菩薩と薬上菩薩を祀る寺院自体がとても少ないので、彼らに参拝できること自体の方が遥かに重要だ。

#成福院

ご本尊は大随求（だいずいぐ）明王。

#大随求明王 #大随求菩薩

梵語でマハープラティサラー。真言は「オン　バラバラ　サンバラ　サンバラ　インジュロヤビシュダニ　ウンウン　ロロ　シャレイ　ソワカ」、種子はハラ。胎蔵マンダラの心臓部をなす中台八葉院に向かって左、蓮華部（れんげぶ）院というブロックにいる。

書籍の見出しには通常、大随求菩薩と表記されるが、多くは別名として大随求明王も挙げる。
孔雀明王と同様に、表情は穏やか。もともと明王とは、呪文の王を意味するヴィディヤーラージャの訳語。霊験あらたかな真言を神格化した存在が彼ら。怖い顔が明王たるゆえんではないのだ。

その呪文、大随求ダラニこそ、彼女の本体と言えるかもしれない。上に掲げた真言ではない。全てのダラニの中で最も長いものの1つらしい。なおダラニは長めの真言のこと。
真言陀羅尼の解説という書籍によれば、全文を暗誦できれば炎や刃にさえ傷つかぬ肉体となり、他人が唱えるのを一部分だけ聞くのでも限定的な効果があるとされた。
仏像知識事典には、ひと言「大随求ダラニ！」と口にするだけでも良いと。また、そのため呪文の詠唱が最優先となり、かえって彼女の像があまり作られないことへ繋がったのではないか、と。僕が彼女を拝んだことがあるのは、ここ成福院と清水寺（京都市東山区）随求堂の2か所だけだ。