花園神社のお参りの記録(6回目)
東京都新宿三丁目駅

東京都新宿区に鎮座する花園神社。明治通り側から境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは朱色に鮮やかに彩られた社殿です。「とりい」と打つと⛩️の絵文字が出るように、鳥居は神社の象徴的な存在ですが、一般的には朱色の鳥居が思い浮かぶ方が多いかもしれません。花園神社には境内に複数の鳥居が設置されていますが、その多くが朱色で統一されており、やはり稲荷神社の系譜を受け継いでいることが影響しているのではないかと考えられます。朱色には魔除けや火除けの意味が込められることが多く、神域の神聖さや神秘性を強調する役割も担っています。

また、神社によっては拝殿の横や背後の通路が一般参拝者に開かれていない場合が多い印象がありますが、花園神社では裏参道とでも呼べる道が設けられており、新宿区役所や新宿ゴールデン街方面へと抜けることができます。この通路を歩くと、普段正面からしか見えない拝殿や本殿の配置を横からも観察することができ、建築構造や屋根の重なり、権現造の特徴である拝殿と本殿の連結部分の様子などを詳細に確認できます。朱色の鳥居をくぐり、静かに境内を巡ると、都会の喧騒の中にあっても神域の落ち着いた空気を感じられる場所であることに改めて気づかされます。