花園神社のお参りの記録(5回目)
東京都新宿三丁目駅

野球シーズンが始まり、今年初めて神宮球場での観戦を楽しみました。スタジアムに足を踏み入れると、球場特有の緊張感とワクワクが同時に押し寄せ、年が改まったような新鮮な気持ちになります。応援の声や選手の掛け声が飛び交う中、季節の移ろいを感じながら、スポーツ観戦ならではの一体感に胸が高鳴りました。試合を終え、球場の外に出ると、都会の喧騒がゆるやかに戻ってきますが、その余韻を胸に、私は新宿区に鎮座する花園神社へと足を向けました。

花園神社に到着すると、四季折々の表情を見せる境内が出迎えてくれます。春には桜が華やかに咲き、夏は緑が濃く茂り、秋には紅葉が彩りを添え、冬には葉を落とした木々が静けさを際立たせます。参道を歩くと、季節の移ろいだけでなく、訪れる人々の姿もまた季節ごとに変化していることに気づきます。とりわけこの日は、疲れを感じさせないきちんとしたスーツ姿の参拝者が目立ち、都会のビジネスマンたちが日常の合間に立ち寄っている様子が印象的でした。落ち着いた足取りで手を合わせる姿に、境内全体が静かに引き締まった雰囲気に包まれているように感じられました。