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めいじじんぐう

明治神宮のお参りの記録(3回目)
東京都原宿駅

投稿日:2025年09月26日(金) 16時56分03秒
参拝:2025年9月吉日
国立競技場での世界陸上2025東京大会、ボランティアスタッフとしての活動がひと段落。忘れることのできない貴重な体験ができました。熱気あふれる会場を後にして、少し余韻を残しながら足を運んだのは代々木口からの参道を通っての明治神宮参拝でした。興奮のるつぼと化した会場から一転し、木々に囲まれた静寂の中に身を置くと、まるで別世界に来たような気持ちになります。明治神宮は東京の中心にありながら広大な森に守られており、参道を歩くうちに自然と心が落ち着き、頭の中のざわめきがすっと静まっていくのを感じます。

ここ数年、参拝のたびに感じるのは、やはり訪れる人々の顔ぶれが以前よりも多様になっているということです。主観的な印象にすぎませんが、外国からの参拝客、いわゆるインバウンドの方々が年を追うごとに増えているように思えます。鳥居の前や社殿の前で記念撮影をしている方、熱心に説明板を読んでいる方、さらには参拝作法を学びながら手を合わせる方、興味深そうに絵馬を眺める人など、その姿は実にさまざまです。

こうした光景を目にするたび、観光地としての明治神宮の存在感の大きさを改めて実感します。東京のホテルは高額だと耳にすることもありますが、近年の円安傾向が追い風となり、海外から訪れる人々にとってはむしろ以前よりも旅行しやすくなっているのだと考えます。国内に住む私たちにとっては物価の高さを実感することも多いですが、それでも遠路はるばる日本にやって来て、高い費用を払って滞在する方々には、ぜひともその時間を心ゆくまで楽しんでいただきたいと願わずにはいられません。

また、明治神宮は単なる観光名所にとどまらず、初詣には全国でも屈指の参拝者数を誇る神社であり、東京の人々にとって精神的な拠り所でもあります。そのような場所に国内外から人々が集い、同じ参道を歩き、同じ社殿に手を合わせるという光景は、ある種の一体感を生み出しているようにも思えます。言葉や文化の違いを超えて、祈りや感謝の気持ちはどこかで通じ合う普遍的なものがあるのかもしれません。

こうした思いを胸に、私は静かに柏手を打ち心を整えるひとときを過ごしました。世界陸上という屈指の大イベントの高揚感を抱えたまま参道を歩き、やがて静謐な社殿の前に立つ。このコントラストこそ、東京という都市の多様な表情を映し出しているのではないかと感じます。

私にできることは、ただ一人の参拝者として誠実に手を合わせること、そして遠方から訪れる方々にもこの空間を大切に味わっていただきたいと願うこと。それはささやかなことですが、東京という都市が国際的に開かれた場所であることの証として、これからも続いていくのだろうと思います。
明治神宮(東京都)

すてき

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