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塩船観音寺ではいただけません
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しおふねかんのんじ

塩船観音寺のお参りの記録(1回目)
東京都東青梅駅

投稿日:2021年06月07日(月)
参拝:2020年6月吉日
塩船観音寺は、青梅市にある真言宗醍醐派の別格本山の寺院。山号は大悲山。本尊は十一面千手千眼観世音菩薩。春のツツジで有名。関東八十八箇所72番、東国花の寺百ヶ寺・東京13番。

寺伝によると、飛鳥時代の大化年間(645年~650年)に若狭国の八百比丘尼(やおびくに)が、紫神の千手観音像を安置したことに始まる。奈良時代の天平年間(729年~749年)に行基が当地を訪れ、周囲が小丘に囲まれ船の形に似ていることから、仏が衆生を救おうとする大きな願いの船「弘誓の舟」になぞらえて「塩船観音寺」という寺名を付けたと伝わる。平安時代の貞観年間(859年~877年)には、僧・安然が12の坊舎を建てるなど興隆を極めた。鎌倉時代には、武蔵七党の流れを汲む金子氏の庇護を受け、室町時代には青梅・奥多摩周辺に勢力を持った三田氏の帰依を得て栄えた。

当寺は、JR青梅線・青梅駅の北東4kmの小丘の上にある。境内入口の山門前には広い駐車場があって、参道を徐々に登って行くとぱらぱらと伽藍が順次現れ、最後に本堂(観音堂)に到着する。普通の寺院だとこれで終わるところ、当寺では続きというかこの先にメインがあって、船形(馬蹄形)の峰に沿って登って行くと、頂上に巨大な観音像、船の内側に2万本とも言われるツツジの木と諸堂がある。緑のツツジは無数の<まりも>のように見えて壮観。観光地としてもおススメ。

参拝時は週末の午前中で、コロナ禍でも家族連れを中心に参拝者・観光客が多く来ていた。
塩船観音寺の山門
境内南端で南東方向を向いて建つ<仁王門>。室町時代後期の建立。三間一戸八脚門。切妻造、茅葺。国指定の重要文化財。
塩船観音寺の像
阿形仁王像。ひのき材の寄木造りで、鎌倉時代に仏師定快によって造立されたと考えられている。
塩船観音寺の像
吽形仁王像。力強く魅力的。
塩船観音寺の建物その他
仁王門をくぐったところ。参道を徐々に登って行く。
塩船観音寺の建物その他
まず初めに現れるのが<阿弥陀堂>。室町時代後期の建立。桁行四間、梁間三間、一重、寄棟造妻入、茅葺形銅板葺。
塩船観音寺の建物その他
<阿弥陀堂>正面。<無量寿>の扁額。聖観音菩薩立像が安置されている。
塩船観音寺の建物その他
阿弥陀堂の左側の参道を進む。参道両側に<夫婦杉(大杉)>。左側の杉は幹回り5.7m、樹高43m、右側の杉は幹回り6.6m、樹高40m。
塩船観音寺の手水
しばらく進むと踊り場に出る。参道左手にある<水屋>。
塩船観音寺の建物その他
参道右手奥にある<薬師堂>。<ぼけ封じ薬師如来>の幟がたくさん立っている。
塩船観音寺の末社
参道右手にある<大師堂>。
塩船観音寺の建物その他
参道が少し右に曲がって、最後に階段を登る。
塩船観音寺の本殿
階段を登ったところにある<本堂>。室町時代後期の建立。桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、茅葺。国指定の重要文化財。
また、本堂内の厨子、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音)像、眷属の二十八部衆像についても国指定の重要文化財。
塩船観音寺の本殿
<本堂>正面。やはり、大きな茅葺屋根のお堂というだけでも古刹気分が盛り上がる。なお、有料で入堂することもできる(たった百円)。
塩船観音寺の建物その他
本堂に向かって右後ろにある<納経所・御札所>。御朱印はこちら。その後ろにあるのは<板碑堂>。
塩船観音寺の建物その他
本堂に向かって左手にあるのが<旧鐘楼>。銅鐘は江戸時代初期1641年の作。
塩船観音寺の本殿
<本堂>全景。全体として味があって美しい。屋根の上に草が生えているのが特に良い。
塩船観音寺の末社
本堂の左側の坂道を上がって行くと、右側に<七社大権現>の扁額がある鳥居。奥に見えるのが、当山の鎮守である<山王七社権現>。
塩船観音寺の末社
山王七社権現の横に鎮座する<稲荷大明神>。
塩船観音寺の建物その他
参道左側には<鐘楼>。<開運・除災 招福の鐘>と呼んでいて、朝6時から夕方4時までは、奉納料百円で自由に撞くことができる。
塩船観音寺の建物その他
参道左側を見下ろす。お堂の周りに、いきなり<まりも>。初めて見るとびっくりする。
塩船観音寺の仏像
参道左側前方を見ると、一番高いところに巨大な観音像が見える。
塩船観音寺の建物その他
いやー、この<まりも>は何度も見てしまう。こんな景色は普通にはない。。。
塩船観音寺の仏像
歩くこと5分ほどで観音像の下に到着。正式名称は<塩船平和観音>。台座周りが見晴し台になっている。
塩船観音寺の景色
見晴し台からの景色。遠くに町が見える。
塩船観音寺の建物その他
舟型(すり鉢状)の底の部分に建っている<護摩堂弘誓閣>。右隣は本坊事務所。
塩船観音寺の本殿
<護摩堂弘誓閣>正面。

すてき

御朱印

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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