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境内の大銀杏が色づいたころかなと思い、お参りに行きました。

創建年代は不明ですが、古くから二俣尾村(青梅市二俣尾)の鎮守でした。大和国の石上神宮のご祭神を勧請したそうですが、誤って「石神明神」と記してしまったため、そのまま社名が「石神社」になったと伝わっています。御祭神は磐長比女命、御神体は丸い石とのことです。丸い石を御神体とする神社は、多摩地区の多摩川流域には多いような気がします。

社殿は寛政年間(1789~1801)に再建されたそうです。拝殿前の石燈籠は文政8年(1825)の建立だそうです。江戸時代には、青梅山金剛寺の住職が別当を務め、末寺の正明院、泉蔵院が一年交代で管理していたそうです。

摂末社です。左手は牛頭天王、右手は愛宕権現がお祀りされているようです。

イチョウの木は青梅市内最大とのことで、市の天然記念物に指定されています。

幹の分かれたところに南天が自生しています。

幹から垂れ下がっている部分、乳というそうですが、これがたくさんあるイチョウの木は、母乳の神として信仰を集めるようです。

神社の正面、吉野街道を渡ったところに、観音菩薩の石仏がお祀りされていました。意外と交通量がありますので、道を渡る方は気を付けてください。

石神社には駐車場がなさそうなので、徒歩5分ほどのへそまんじゅうという、お饅頭屋さんで買い物をして、車をとめさせていただくようにしています。粒あんのお饅頭はおいしいですよ。二俣尾の海禅寺の裏山の辛垣城が八王子城の北条氏に攻められた時の伝説が、変わったお饅頭の名前の由来だそうです

お饅頭屋さんの駐車場にもお堂が建っています。

へそのを観音という赤ちゃんを抱いた観音様がお祀りされています。

お饅頭屋さんと石神社の間の街道沿いにも、馬頭観音や青面金剛などの石仏がお祀りされていました。
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